パフォーマー育成

道化師を学ぶ! 人の心をつかむ方法!クラウン芸の本質がわかれば人はついてくる。

道化師とはクラウンのことである。
最近クラウンが増えてきている。だがちゃんとしたクラウンを教えてくれるところが圧倒的に不足している。
そんなクラウン達の手助けになればいいなと考える。
これはクラウンだけではなく、すべてのパフォーマーができた方がいいことである。
観客の心をつかめるパフォーマーが一人でも増えてほしい。

道化師を学びたい

最近、大道芸やパフォーマンス業界で道化師(クラウン)が増えている。

しかし、しっかりした道化師を学べる所は意外と少ない。

道化師の格好を指導してくれる所はあるし、道化師の格好をして風船を作ったりジャグリングをしたりするだけの人を指導する所もある。

もちろんちゃんとした道化師を勉強する方法もあるが、日本全国を考えるとまだまだその場所はごく僅かである。

道化師を習いたいが、どこで習えば良いか分からない。
でも道化師が好きでやりたい。

そのような人が多い事がわかってきた。

かく言う僕もとあるパントマイムスクールで仕事があると言うからやってみたらピエロの格好をして風船を配るもの。そんな所から道化師をスタートした。

パントマイムスクールの仕事なのに、パントマイムを必要としない仕事なのだ。
しかも道化師の事は何も教えて貰えなかった。

恰好だけではなく、中身を学びたいが、どうしたらよいかわからない。
そんなあなたの手助けができればうれしい。
中身も道化師となることにより、より多くの観客の心をつかむことができるようになる。

クラウン アルくん アルジェントさーかすで三茶de大道芸2019に出演した時の夜会での1枚

道化師とは?

道化師とはクラウンのことである。
ピエロはクラウンの中の一キャラクターである。

日本の大道芸・パフォーマンスの業界ではクラウンと言った方がなじみやすいため、ここからはクラウンと言うことにする。

では、クラウンとはなんだろう?

おどけて魅せる人の事である。
おどけるというのは、

  • 滑稽なことを言ったり、したりする。
  • ふざける。
  • たわむれる。

と言うことである。

人前でおどけたり、悪乗りをしたり、ボケたりしながら見るものを魅了していく。これが日本で考えられる一般的なクラウンである。

世界のクラウンはこう一言で言えないところがある。
国によったり、団体によってもいろんな考え方があり、海外アーティストとクラウンの話を始めると、それだけで一晩中語り明かせられるくらい。それぞれが自分のクラウンを持っている。

僕が影響を受けたBPZOOMの Bernie に言われたことは、「自分のクラウンを一生かかって探しなさい。それが見つかった時が引退するときだ。」と言われるくらい奥が深いものなのである。

だが、これを言ってしまうとなかなか先に進まないため、日本で求められるクラウンに絞って話をしていきたいと思う。

おどければクラウンなのか?

おどけてみせればいいのか?と考える人が多いと思うのだけど、その前に考えて欲しいことがある。

おどけた手口を知っていればクラウンとして成立するのか?
クラウン芸やクラウニングやクラウンの作品を行えばいいのか?

答えはNOである。

おどけた人は面白いが、その何が面白いのか?これがわかっていないとどんなにクラウンの芸を身に付けても人の心をつかむことはできない。

逆の言い方をすると、そこさえわかっていれば クラウン芸やクラウニングやクラウンの作品 が完璧でなくても人の心はつかむことができるのだ。

クラウンが人の心をつかむ理由

観客はおどけているクラウンの心理状態を見ているのだ。

クラウン芸とは、心境や心理状態を見せることによって観客と共感したり、笑いを誘ったりしていくもの、だから世界には物悲しいクラウン、涙を誘う感動するクラウンが存在するのである。

ただクラウンの手口を行っても、観客の心をつかむことはできない。
観客の心をつかむ根本がわかっていればちょっとしたクラウンの手口でもがっちりと観客の心をつかむことができる。

これはクラウンに限らずすべてのパフォーマーが取り入れられる、行うべき考え方だと僕は考える。

では、心理状態を見せるというのはどういうことなのだろうか?

クラウンのよくある行動を例にとって説明してみたいと思う。

集まれ!池袋みんなの大道芸2019秋 アルジェントさーかす 怒るアルくん

クラウンはよく失敗する。

クラウン芸を思い返してみてもらいたい。
良く失敗したり、上手くいかない、思い通り進まない。
こういった手口がよく使われる。

クラウン=失敗する人というイメージを持っている人も多いのではないだろうか?

だがこれは、失敗することが面白いわけではない。
失敗した時の心理状態が面白いのだ。

どうしよう?と悩んでいたり、
恥ずかしくなったり、
ごまかそうとしてみたり、
なかったことにしようと必死になってみたり…。

こういった心理が読み取れるから観客は笑ったり、共感したりするのである。

  • 何かを行う前の心理状況
    (楽しませようと思っている。絶対に成功させようと思っている。など)
  • 何かを行っているときの心理状況
    (一心不乱に打ち込んでいる。集中している。必死になっている。余裕で行っている。意識がそこにない。など)
  • 失敗した時の心理状況
    (ショック。恥ずかしくなる。やばいと思う。悲しくなる。など)
  • リカバリーしたときの心理状況
    (ごまかそうとする。なかったことにしようとする。言い訳をする。人のせいや物のせいにしようとする。など)

こういった時の心理状況が観客に伝わって、共感したり、共感できなかったり、裏切られたり、思いもよらない行動に笑ったり、驚いたりする。

この時の前の心理状況とのギャップがあればあるほど観客はその世界に没頭していき、笑ったり、声を出して驚いたりするのである。

ここに書いたのはほんの一例である。

クラウンの心理状態や考え方が一般人とかけ離れていけばかけ離れていくほど観客は興味を持つ。
そして、観客と同じであればあるほど共感していく。
これはどちらか一つではだめなのだ。
両方取り入れていく事によって観客の心を揺さぶり、虜にしていけるのである。

これは漫才などでも使われている手口である。

ボケの人が一般人からかけ離れていき、突っ込みの人が一般人の考え方に戻す。
この「あり得ない!」と「そうだよね!」という観客の感情を頻繁に繰り返すことによって観客を自分の世界にひこんでいく。

そしてそのギャップがあればあるほど笑いにつながっていく。

コメディとしても外せない手口であるし、コメディに限らず一般ドラマや映画などでも多用されている考え方だ。

心理状況を観客に伝える方法

まずは感じろ!

一番大切になってくることは、演者自身がしっかりと感じ取っているかどうか?である。
これは、表現するということだけではない!

演者が感じる事が出来ない状態で表現だけ行うと、嘘くさい演技になってしまうため、そこにリアリティーが無くなってしまうのだ。

表現したり演じようとするのではなく、感じる。これが大切になってくる。

感じる事が出来て、その次に演じることを意識する。こういった順番になってくる。

まず第一に考えないといけないのは、感じる事なのである。

そしてその感じるにはワンパターンであってはならない。

例えば、宝くじが当たった時嬉しいと思うはずだ。
これを感じるとき、100円当たったのか?1000円当たったのか?1万円当たったのか?10万なのか?100万なのか?1千万なのか?1億なのか?
喜びを感じる度合いは全部違うはずである。

嬉しい表現するうえで、当たった金額がどうであっても、1億円当たったと表現しているパフォーマーをよく目にする。

それぞれを適切に感じられるようになることが大切である。

その上で100円当たった時に1億当たった時の感情を表現し、1億当たった時に100円当たった時の感情を表現するなど、の演出を加えると笑いにつながるのである。

自分の間で行ってはいけない。

我々パフォーマーが演技をするとき、我々はすでに結論を知っていたり、次に何を行うべきかがわかっているため、演技の間や、テンポが速くなってしまう。

だから演者が思っている通りの間で行うと観客はついていけないのである。
最低限リアルの間が必要である。

では、リアルの間が出来ればそれでいいのかというと、実はこれも観客には理解できないことが多い。特に導入部分において、観客は心理状態を読み取ろうとしていないことが多く、テレビを見ているときのようにボーっと見ていることが多い。

これだと観客を自分の世界に引き込むことができない。

ではどのくらいゆっくりやればいいのかというと、

自分が感じる→客に伝わる→客が理解する→客がリアクションする

僕が意識しているのはこういったところである。

さらに言うと、観客のリアクションが大きくなっていく間はやめない。
場合によっては、さらにリアクションが加速する方向へ導く(もっと長くやったり、さらにもうワンアクション加えたり)

やめるタイミングは観客が教えてくれる。
観客のリアクションがMAXから下がってきたのがわかったらようやく次の行動に移る。

だが、当然すべてこれだけ時間を取って演じているのかというとそうではない。

長い間と短い間これらを複雑に組み合わせている。

こうすることによって強弱や緩急が付き、より観客を自分の世界に引き込めるのだ。

なんにせよゆっくりとゆったりと行う事が出来なければ伝える事が出来ない。

まとめ

クラウンに限ったことではないのだが、特にクラウンのパフォーマンスを見ている観客は技や手口を見ているわけではない。
クラウン(演者)を見ているのだ。

  • クラウンがどのような人なのか?
  • 何を考えているのか?
  • どういう心理状態でこういった行動をとるのか?

技術や手口はクラウンを引き立たせるためのアイテムでしかないのだ。

その為に大切なのが、自分の心理状態を観客に伝える事なのである。

ここからは応用編

正直これは公開しようかどうか悩んだマル秘テクニックです(;^_^A
なので、やるからにはちゃんと身に付けてください。

心理状態を想像させる楽しみを作る。

自分の心理状態を伝えることができた後は、このようなことに挑戦してもらいたい。

心理状態や考え方を観客に見せて、共感したり裏切ったりすることによって笑わせたり、拍手や歓声を上げさせたり、泣かせたりするのだが、実はその先がある。

それが演者の心理状態を観客に想像させる。というものだ。

想像力というのは、無限にあるだけではなく、観客一人一人が自分の価値観で想像を膨らませていくため、想像しているすべての観客を楽しませることができる究極の武器なのである。

それだけに、一朝一夕ではできないので、あきらめずに続けてほしい。

やり方は他にも方法はあるであろうが、僕が行っているやり方を説明してみたいと思う。

完全静止

人は動いているものに目が行く。
なので、道具や体が動いているとどうしてもそっちに目が行く。

では道具や体が一切動かなくなるとどうなるか?

人は本能的に動いているものを探し始める。

そこで唯一動くものを与えると、観客の視線はそこにくぎ付けになる。

これはフォーカスの与え方としてもよく使う技法なのだが、この時唯一動いているものを心の心理状態にする。
それも激しくうごめいている状態の心理状態にする。

そうすると微妙な顔色の変化だったり、微妙な目の動きであったり、微妙な表情の変化が起きる。完全静止の世界で唯一動いているものが心模様になると、観客はその心理状態を探ろうとして想像を始めるのだ。

これはドラマや映画などの映像の世界で、役者をアップにしているシーンを思い浮かべてもらえるといい。
ドラマや映画の名シーンと呼ばれるところでは必ずと言っていいほど使われている。

ドアップにすることによって他の情報をシャットアウトし、顔に集中させると、主人公の心理状態によって微妙に変化していく表情が見えてくる。

この時当然であるが、「はい!そこで瞬きして!」「そこで眉毛を数ミリぴくっと動かして!」などという演出は入らない。

役者の心模様が激しくうごめいた結果出てくるものなのだ。

パフォーマンスだとカメラのようにアップにすることはできない。

その為、すべての動きを止めることによって観客の視線を心模様に集める必要がある。

この時の心理状態が激しくうごめいていればうごめいているほど観客はその心理状態を探ろうとし、想像し始めるのである。

こうして観客が想像し始めると、それぞれの観客が自分が面白いと思う方向であったり、感動できる方向であったり、観客自身の心が一番動く方向に想像を始めるのだ。

後はこのテクニックをいつどのようなシーンでどのタイミングで使うかなのだが、これはそれぞれのストーリーなどで変わってくるので、いろいろ試してもらいたい。

ちなみに僕はこのテクニックを結構多用している。

長く静止しているときもあれば、一瞬しか静止しないときもある。スローモーションに応用することもある。
いろいろなシーンでいろいろな用い方をしている。

是非いろいろ試してほしい。

心がうごめくってどういうこと?

僕も初めてこれを聞いたときは、何のことかよくわからなかった。
心が激しくうごめくって何だ?

うごめく(蠢く)というのは、虫のようにもぞもぞと動くとか、 全体がわずかに絶えず動く という意味だ。それが激しく動くってどういう状態なんだ?
激しくもぞもぞと動くってどういうことだ?

これはあまりにショックな情報を受けて、言葉にできないような状況を指している。

ここからは実際にやりながら読み進めてもらった方が実感できると思います。

想像してもらいたい。

たまたま銀行から全財産引き出して家に置いているときに出かけたとする。
出先でふと気になる。
「あれ?今日カギをかけた記憶がない!」

想像できたであろうか?

こうなった時あなたはどのような心理状態になるだろうか?
ものすごく激しい不安に押しつぶされそうになるだろう。
その瞬間は言葉では処理できないくらい多くの感情が入り交ざって説明できない状態になる。

それなのに、笑ったり泣いたりというはっきりとした感情にはなっていないはずだ。

もちろんしばらくたって情報の整理が出来たら発狂したり、うろたえたりと、はっきりとした感情にはなってくるのだが、このふと思い出した瞬間が「心が激しくうごめいている瞬間」なのである。

できなかった人はもう一度しっかり想像してみてほしい。

これは一つの例である。

他には予期せぬところでおもいもかけない幸福が与えられたときとか、人は様々なシーンで心を激しくうごめかせるときがある。

この感覚をつかんでしまうと早いのであるが、これをなかなか理解できない人もいる。

そんな人はこんな訓練をしてみてもらいたい。

例えば技を失敗した時に心をうごめくシーを入れたいとする。

その技が失敗した時に起こりえるありとあらゆる感情を書き出してほしい。


失敗した。かっこ悪い。恥ずかしい。盛り下がってしまう。なんだ決まらないじゃん。帰ろ!と客が帰っていく。仕事がなくなる。収入がなくなる。パフォーマンス人生終わりだ。恋人に愛想をつかされる。自分のファンが離れていく。次も失敗したらどうしよう。ここで失敗したってことは、失敗の連鎖でずっと決まらない可能性がある。失敗している間に観客がどんどん帰っていく。これから先人前で成功することがないのではないか?笑われる。馬鹿にされる。仕事を振ってくれた人に怒られる。パフォーマー人生終わるかもしれない。いや、もう終わったのかもしれない。人生終わりだ。家賃が払えなくなる。ご飯が食べられなくなる。・・・などなど

ストーリーになっている必要もないので、ありったけのあらゆる感情を書き出してほしい。

例に書いた内容だと声に出すと1分位かかる文章だろうか?
声に出さなければ慣れてくれば20秒くらいかな?

これを全部同時進行にいっぺんに頭の中に流れてくる感じで5秒から7秒くらいで感じ取る。

読み上げるのではなく、感じ取る!

中には絵で頭に入ってくるものもあるだろうし、映像で頭の中に流れるものいろいろなものがあるだろう。

もはや言葉にしている場合じゃないほど多くの情報を同時に順不同に頭の中を駆け巡らせるのだ。

難しい人は、徐々に時間を短くしていって最終的に5秒から7秒できるように訓練してみよう。

これが強制的に心をうごめかせるための訓練方法である。

失敗した時だけではなく、うれしいとき、ハプニングが起こってどうした良いかわからないとき、感動した時など、いろいろ訓練しておくと様々なシーンで使えるようになってくる。

この訓練を真剣にやると、気が付くことがあると思う。

まだ真剣にやっていない人は、例で書いた内容で構わないので、何度か真剣にやってみてから次の文章を読んでほしい。

やってみただろうか?

これを行っているとき、激しく心をうごめかせているとき、体は固まっていないだろうか?
完全静止もしくは、スローになっていると思う。

そう!この技術は実は人形ぶりをするときの完全静止するときの技術の応用なのである。

僕がこの技術を学んだのは、ちゅうサンと『男と女』という作品を作っているときに大切な場所で完全静止できていない僕にちゅうサンが教えてくれた技術なのだ。

最近の人形ぶりを行う人のかなりの人が目を隠しているが、目を隠さずに瞬きすらしない人形を演じるときにこの技法を使うという。

その時のやり方は少し違うのだが、
目の前で自宅が火事になっているところを想像する。
バンバン燃えている。
今までも思い出が燃えてしまう。
今後の不安などいろんな思いが巡ってくる。

などというイメージトレーニングを
1分・3分・5分・10分と徐々に増やしていくのだ。

この時大切なのは、

  • 全身の力を抜抜くこと。
  • 取りたいポーズをとるための最低限の力以外のすべての力を抜いて行うこと。

ここまでは僕が言う『心理状態を想像させる楽しみを与える方法』と同じなのだが、
人形ぶりの時は、完全静止することを前提に行うというところが少し違う。

どちらにしても脱力した状態で行うことが大切となってくる。

応用編まとめ

今回なぜ火事のシーンで説明しなかったのかというと、指導していく中で火事に嫌な思い出があって、この手のことを想像したくない。という人がいた。
そこで別のやり方を探ったところ、悲劇以外でもいろんな感情で応用できることが分かったためだった。

そして、普通に動いて演技している人が突然完全停止するとなぜ止まったのか?と言うことが気になり、内面を探ろうとし始めることに気が付いたため、そこの部分をさらに研究した結果たどり着いた方法である。

調べてみると、想像する楽しみを与える。と言うことを言ってる人は沢山いるのだが、その方法を上げている記事はなく、自分で考えたことと、何人かそのことを言っている人達と会話をして何となくこう言うことだろう!という感じで行っていたものを今回説明できるように初めて落とし込んでみた。

初めてまとめたことなので、抜けていることもあるかもしれないが、抜けているものがあったら書き足していこうと思う。

追伸

正直今回2つの記事の内容量を一つにまとめてしまったのだが、別々に読むよりも絶対にいい。と思って一つにまとめてみた。

どちらの技術も読めばすぐに実践できるようなものではないが、理解できた時、必ずあなたのショーはいい方向に変わっていると思う。

あきらめずに何度も読み直して自分の中に深く落とし込んでほしい。

GEN(ジェン)

習うより慣れろとは言うけど、習わないと時間がかかりすぎる!習う事の本当の意味とは?

「習うより慣れろ」と言われた事ありませんか?でもそれって教えられないから言ってる可能性高くないですか?習いもせずに実践しても時間がかかりすぎます。
「でもどこで習えば良いか分からない。」というあなた。それ、習うの本当の意味わかってないです。
これがわかった上で経験を積めば短時間で格段に成長する事ができます。
成長する事が実感できると楽しい日々が過ごせ、良好な人間関係を作ることができます。

どこで習えばいいの?

大道芸には大道芸を教えるという所はほとんど存在しません。

パントマイムスクール、ジャグリング教室、サーカス学校などのジャンルごとにスクールが行われている所はいくつも存在しますが、それを総合して教えている所はほとんどないです。

では、大道芸人達はどうやって大道芸を覚えているのでしょうか?

取っ掛りが大学のサークルや、スクールという人はそれなりに多いと思います。最近では大会(競技)をやっていてそこからエンターテインメントの世界に入って来る人もいます。

かなりの確率で何かしらの技術の土台を持ってる人が大道芸業界に参入するという人が多いのではないでしょうか?

そういった下積みがある方はまだ良いですがそういった下積みがないあなた、もしくは技術はあるけどその先へ進めないというあなた。

是非この考えを理解し、実践して見てください。必ず結果が着いてきます。

習うってどうやるの?

僕が行ってきたことを例に取って説明していきたいと思います。

僕の場合はどうだったかと言うと、道に出ることの方が先でした。

  • 露天商に交じって風船を使って売る。
  • もっと売上を伸ばしたいから話しながら客を楽しませながら売る。
  • もっと客を増やしたいからジャグリングをやってみる。

当時バルーンアートも珍しかったため、結構売れたのですが独学でやっていくのはこの辺が限界でした。

当時表参道のホコ天(歩行者天国)があった頃の露天商仲間の中ではそこそこいい売上をあげていた方だと思いますが、1日行って物販して・・・『少しわりのいいアルバイト』の域を超えませんでした。

そして、大道芸と出会い、芸を見せるという事をやりたくなってそれから初めて習うという行動を取りました。

人から直接習った事

  • パントマイムを習う。
  • ジャグリングサークルに行ってジャグリングを習う。
  • 様々なワークショップで習う。
  • クラウンを習いたくてチーキーを追いかけてサーカス学校まで行き、クラウンを習う。
  • サーカス学校でアクロバットを習う。
  • 海外アーティストに教えをこい、技術や演出面、練習方法を習う。
  • フェスティバルプロデューサー橋本隆雄氏からパフォーマーのあり方やパフォーマンスの考え方を習う。
  • 先輩や憧れのパフォーマーと一緒に作品を作ったり、練習をする事によってその人が何を大切にしているのか、どんな事を考えているのかを学ぶ。

間接的に習った事

  • YouTubeや動画や生で物凄く多くのパフォーマンスを見て技や手口を学ぶ。
  • ミュージシャンや役者など他のジャンルのアーティストと交流をして考え方などを学ぶ。
  • 映画や音楽やテレビなどから世界観の作り方やインスピレーションを受けたり手口などを学ぶ。

指導する事によって学んだ事

  • 後輩に指導する事によって、他人の考え方を知ると同時に自分の理解力を育てる。
  • ブログを書くことによって、さらに深く理解し、読者との会話の中で新しい発見をして学び、より豊かな想像力と新しい発想力を育てる。

習うの本当の意味

直接習ったものや、間接的に習ったもの。

更には教える事によって教わるもの。

色々ありますが、これら全て自分一人ではたどり着けない、人から習ったものなのです。

完全独学と言っている人もいますが、例えば映像を見て勉強していたら、映像から学んでいることになります。要するに映像に出てる人もしくは映像を作った人から習っているということなんです。

そういう事をしないでもし100%オリジナルだとしたら、おそらくその人は物凄くレベルが低い事しか出来ないと思います。

人から直接的にしろ間接的にしろ習うという事は、その人の歴史を習い短時間で習得するという事です。

さらに教えてくれた人も誰かから習っているので、その人自体も短縮して習得しているはずです。

これがおよそ数千年間もの間、壁画に描かれていた、パフォーマンスだと思われるの絵、もしくは記録に残らないほどもっと昔から繰り返し短縮して様々なことを人から人へ教わってきている歴史があるのです。

意図的にしろ、知らず知らずにしろ、必ず誰かから習って1人では到底習得出来ないレベルの事を行う事ができるようになっているのです。

僕の場合、露天商の頃は独学と言っても、

  • バルーンアートの技術は他の露天商の技術を見て真似る。
  • 露店のやり方も他の人のやり方を見て真似る、アドバイスをもらって行う。

という感じで先輩達が行っている事を真似たりアドバイスを貰ったりと、結局は習って行っていました。

何かを見たり聞いたりして学ぶことはもちろん、何かの真似をする事も習うという事です。さらには人と関わって影響を受けることも習うという事になります。

習う事を躊躇するな

何が言いたいかと言うと、

どうせ習うなら映像よりも直接的生で見た方が教われる事は沢山あります。

生で見て盗むより会話した方が学べる事は沢山あります。

ただ会話するより、ちゃんと教えて貰った方が多くを学べ、早く習得する事ができます。

これはパフォーマンスに限ったことではありませんが、早く習得したいなら、人から習うという事をちゃんと認識し、可能な限りより良い形で習うに越したことが無いのです。

習うという事に躊躇せずにどんどん習ったり、学ばせてもらう。

この姿勢がないと先人達の歴史から習っている人達と張り合えるわけが無いのです。

また、後輩やレベルが自分よりも低い人であっても、その人はあなたが体験したことがない何かを体験しています。

あなたが持っていない特技や考え方を持っています。

また、なかなか習得できない人を教えるという事は自分を相当レベルアップさせてくれます。結果これも教わっているのです。

教わる事ができるのは先人達からだけでは無いのです。

様々な人から様々なことを学んで、より良いショーを作ってください。

みんなが良いショーを行う事が、大道芸やパフォーマンスの業界を発展させていく事になります。

みんなで頑張りましょう(^-^)/

GEN(ジェン)

面白いとは?これって面白いの?作品を飽きさせずに最後まで見てもらう為に必要な事!

面白いとはなんだろう?面白いと感じることは人それぞれ。
「面白いとは?」について考えた続編です。
せっかく面白い作品を作っても、最後まで見て貰えずに面白い部分を伝える前に見る事を辞められてしまった。
最後まで見てもらう為に必要な事がここにあります。
読者から頂いたコメントにより、さらに深く掘り下げることが出来ました。

この記事を書くことになった経緯

先日『面白いとは何だろう?面白いパフォーマンスを行うにはどうしたら良いかを考えてみる。』というブログを書きました。

それに対して反響がありました。

「吉本ファンを経由していても、これは難しい命題…🤔
私としては、複数の伏線が最後に一気につながることも面白いと思えますが、どうでしょう…(´-ω-`)」

それに対する僕の返答が・・・

「伏線が繋がった時に感動してる時点で気になって集中してる作品だから面白い作品なんだと思いますよ♪
面白くない作品に伏線貼られても、貼られた伏線覚えてないから、感動は起きないと思います( ̄▽ ̄;)
さらに面白くする為のスパイスみたいな感じなのかな?」

続けて僕

「スパイス・・・(;-ω-)ウーン
これ自体でもこだわれるから、面白い要素はあるか!
これだけで興味を引きつけようとしたらかなり頑張らないと難しいような気がしますが、こだわってる事の中のひとつだとしたら面白いになると思います(^-^)/」

さらに僕

「と、ここまで書いたところでお風呂に入ってきた。
これ、いいお題だからブログで検証してみます(`・ ω・´)ゞビシッ!!」

という内容でした。

お風呂に入ってあれこれ考えた内容が面白かったのです。

さらに僕がぱっと説明出来ないということは、自分の中でまだしっかりと落とし込めていないという事です。

このブログを書くことで、ちゃんと説明できるレベルまで落とし込めればいいのですが( ̄▽ ̄;)

やってみたいと思います。

複数の伏線が最後に一気につながることも面白いと思えますが

これ、実際に僕も面白いと思う。

ただ、伏線が繋がるまでの間、退屈で退屈で、我慢して我慢して・・・、繋がる前に見るのを辞めてしまった映画があるのです。(もうタイトル忘れました。)

という事はいくら伏線が貼られててもつまらない作品は面白くないのか?

いや、しかし、もしこの人の作品が伏線が最後に繋がる作品だと知ったていたら楽しみにしながら見る可能性が高い!

それを知ってる人には面白いってことなのだろう。

こういった作品がもし、前半でちょっとした伏線が繋がって快感を覚えるという内容がショートストーリーであって、そういう作品だと観客が認識してから本編に入ったら、面白がってみる人は多いのではないだろうか?

逆にありきたりの伏線の張り方で、新しい発見が何も無かったらやはり面白いとは思わないのではないだろうか?

など、いろいろ考えてしまいました。

少なくてもこのお題を真剣に考えている僕にとっては、「面白い」という事になります。

なのに、最後まで見なかった作品もある。

という事は、退屈であったストーリーの部分に他のこだわりがあって、そこのシーンも違った面白さがあったらいいのでは?

結論

どんなに面白いと思ってこだわって作っても、そのこだわって熱を入れてるものが1つだけだと面白いと思う人は減ってしまいます。

また、こだわった部分が浅いと、もっと深く知ってる人には面白いと思えない可能性もあります。

様々な部分にこだわりを持ち、面白いと思える事を沢山いれた作品の方が、面白いと思ってくれる人は多いです。

直ぐに面白いと思えるもの、時間をかけて面白さが伝わってくるもの、いろいろあるので、様々な部分にこだわりを持つ事が大切です。

追伸

今回Twitter上で読者(ここでは読者という言い方をさせていただきます。)と話しをしていて、僕が疑問に思った事をお題として上げさせて頂きました。

前回書いた内容をさらに深く自分の中に落とし込む!そんな感じの記事になりました。

自分一人で次何を書こう?と考えるよりも、皆さんが疑問に思った事や僕が答えられなかった事を検証して行く内容の方が、正直言って僕は楽しいです。

なので、どんな事でも構わないので、コメント頂けるとそこから話しが膨らんで行くと思います。

もちろん具体的な質問をして頂いても構いません♪

皆さんとコミュニケーションを取りながら書く内容を決めて行けたら嬉しいです。

GEN(ジェン)

面白いとは何だろう?面白いパフォーマンスを行うにはどうしたら良いかを考えてみる。

面白いって何だろう?
ぱっと思いつくことは笑えることだ!
面白い話し、面白い動画、こういったことで検索をかけてみると笑える内容のものが多い。

だけど面白いという言葉が持つ意味はそれだけではない。

僕が一番最初にそのことを考え出したのは、演出家の 串田 和美(くしだ かずよし) 氏が言った言葉からだった。

「面白い作品を作ることが大切なんだ。だけど面白い作品とは、笑えるものだけではない。くそ難しいなぞなぞを面白がって解くこれも面白いことなんだ!」

これはストリートアーティストアカデミーで第1期か2期の最終日に橋本孝雄氏と串田和美氏対談をしたときに話していたことだ。

我々パフォーマーも面白かったといわれるようなショーがしたい。

コメディーはわかりやすい。観客が笑えば面白かったのであろうし、笑わなかったらつまらなかったと判断する事が出来るからだ。

だけど当然コメディーではないシーンもある。こういったシーンが面白いと言われるようにするにはどうしたらよいのであろうか?

串田氏からこの言葉を聞いて、漠然とこの辺を考えるようになった。

面白いと言われるものにはどのようなものがあるのだろうか?

面白いが頭に付けられる言葉

画像・漫画・動画・ブログ・話し
この辺は笑えるものという意味で使われていることが多そうだ。

ゲーム・映画・ドラマ・ニュース・おもちゃ
このへんは笑えるものだけではなさそうだ。「面白い」という言葉を使わないで表現するとしたら、「興味を持たせる」が妥当であろうか?

仕事・事件・数学・論文
この辺になると笑える要素は殆ど出てこない。「熱中できる」と置き換えられる。

ホテル・カフェ・職業・間取り
この辺になると「予想外な」とか、「意外な」と置き換える事が出来そうだ。

資格・広告・建物・折り紙
この辺は、「変わった」「珍しい」などがあてはまる。

こうやってみると面白いという言葉にはいろんな意味が含まれていることがわかる。

「笑える」「興味を持たせる」「熱中できる」「予想外な」「意外な」「変わった」「珍しい」

このキーワードだけが含まれる作品を作る事が出来れば、面白いショーを作ることはできそうだ!

今度は反対語から考えてみよう。

「面白くない」どういうことだろうか?

「つまらない」「愉快ではない」「退屈」これらの言葉に置き換えることができる。

要するに「心が踊らない」という事である。

では、「心が踊る」とは、どういう事なのだろうか?

「ワクワクする」「先の展開や話しが気になる」ということだ。

要するに先の展開を予想(想像)させる、予想(想像)したくなるように仕向ける。という事になる。

予想(想像)させた上でその通り進んで共感させたり、裏切ったり、驚かせたりする。そうする事によって観客は更に予想(想像)したくなっていく。

そして、裏切る時の落差があればあるほど、驚く内容が有り得なければありえないほど、観客は心を踊らせていくのである。

気がついた事

それは全て新しい知識を得た時に起こる感情だという事!

  • 新しい知識
  • 予想外な知識
  • 変わった知識
  • 人の考え方
  • 人の行動

これらの事を自分の知識と比較して共感したり感心したり感動したりするのである。

演者は何かを与える。観客はそれを見て自分にとって有益なものかどうかを判断し、有益だと思えば面白がる。無益だと思えばつまらないと思う。

当たり前の事を当たり前のように行っているとそこには新しい何かは発生しない。

大切なことは、観客にとって新しい何かを発見できる事なのではないだろうか?

だとしたら大切なのは演者や作り手の深いこだわりなのだと思う。

  • 考え方のこだわり
  • 見せ方のこだわり
  • 世界観のこだわり
  • ネタへのこだわり
  • 音楽のこだわり
  • 衣装のこだわり
  • 道具のこだわり などなど

こういったこだわりが多ければ多いほど、深ければ深いほど面白いと思う人は増えて行くのだと思う。

面白いと思う事は人それぞれ

全ての人に共通して面白いと思われるものは恐らく存在しない。

だが、パフォーマーが自分で面白いと思う事をやれば、それを面白いと思う人は必ずいる。

だが、演者の知識が浅いと「そんなの知ってるよ!」と、興味を持たない人も出てくる。

その為、研究し徹底的にこだわる必要がある。

更にこだわるところはひとつではなく、沢山あった方が興味を持つ人は多くなるだろう。

ショーを作る時にこの辺の事を考えて作ればきっと今よりも面白いショーを作る事が出来ると思う。

僕自身この記事を書いて新たに気がついた事もあるので、自分のショーにも取り入れて行きたいと思います。

GEN(ジェン)

夢を与える仕事!ストレスを取り、発散し、明日への活力が手に入る。

パフォーマンスは夢を与えてくれる仕事である。

あなたはパフォーマンスを見たことがあるだろうか?
お気に入りのパフォーマーがいる人には、キラキラと輝いている人が多い。
それはパフォーマーに夢を与えられているからだ。
古来より廃れることなく存在するパフォーマンスには、日頃のストレスを取り除き、明日への活力を与える力が存在する。

あなたもお気に入りのパフォーマーを見つけて、やる気にみなぎる楽しい日常を手に入れてほしい。

パフォーマンスには観客を日常のストレスから解放し、発散させる力がある。

大道芸を初めとするパフォーマンスは人々を楽しませ、笑わせ、感動させるだけでは無い。

日頃のストレスから解放し、明日への活力を与える力がある。

パフォーマーが作り出す世界観に入り込むことにより、観客は日常から解放され、仕事や家庭や通勤などで溜まったストレスを発散させることが出来るのだ。

ただ、解放するだけならテレビや映画でもできる。
嫌な事を忘れてテレビに熱中する事は誰でも経験があるだろう。

しかし、発散となるとテレビや映画ではなかなか出来ない。

そこで、パフォーマーと一緒に喜怒哀楽を共有し、笑い、拍手をし、声を出すことによって発散させることができるのだ。

そしてパフォーマンスが行われている空間はそれらの事を「 行って良い場所 」である為、観客も遠慮なく歓声を上げ、拍手を送り、人目をはばからずに笑うことができる。

心を豊かにするだけならテレビや映画、音楽鑑賞でも出来る。
ストレスを発散させるだけなら、カラオケやスポーツ、スポーツ観戦でもできる。

パフォーマンスは、その両方を行うことが出来るのだ。まさに一石二鳥といえる。

しかも『遠慮なく笑っていい場所!』というのは、なかなか無いものだ。

映画館は笑ってもいい場所ではあるが、どうしても人目は気になってしまう。

それに比べてパフォーマンスは、演者も観客を笑わせそうとするし、観客もそれを求めてくる人も多い。
しかも海外はもちろん、日本にも様々な種類のパフォーマーがいる為、自分の好みのパフォーマンスを見る事ができる事のもあり、昔から廃れること無く様々なジャンルのショーが行われ、多くの人々を魅了し続けている。

大道芸やパフォーマンスには夢を与える力がある。

パフォーマンスには、それ以外に人々に夢を与える力もある。

ストレスから解放し発散させて、過去のマイナスを清算させるだけではなく、未来への活力も与える力がある。

夢を与えられた人は、未来に希望を持ちやる気も満ち溢れる事もあるだろう。

これは夢を与えてくれることにより、やる気も与えてもらえるということだ。

今進めている事、抱えている問題など、様々なことに希望を持ち、やる気を持って取り組んでいけるようになるのです。

これは僕が20年パフォーマンスを行ってきた中で、たくさんのお客様から感謝の言葉を頂いてきた内容からうかがえる事実であり、また僕自身も実感している。

なぜパフォーマーにはそのような力があるのだろうか?

それはパフォーマー自身が夢に向かって進んでいるからだ。

観客はその夢に向かって進んでいるパフォーマーに共感し、笑い、歓声を上げることによって、夢に向かって進んでいくすばらしさを知らず知らずのうちに体感しているのである。

夢に向かってひたむきに進んでいるパフォーマーが観客を盛り上げたり笑わせている姿を見て、実体験することによって夢に向かう素晴らしさを肌で感じ取ることができるのだ。

そういった体験をした観客は、未来に希望を持ち期待し、進んでいく大切さを知り、やる気を持って明日を迎える事が出来るのだ。

では、パフォーマーの夢とは何であろうか?

それこそパフォーマー一人一人違う。

パフォーマーによっては夢を語るパフォーマーもいるだろうが、夢を語らないパフォーマーからもそのパフォーマーの姿からその夢をくみ取ることができる。

それはなぜなのだろうか?

それはパフォーマーが貪欲だからである。

  • もっと盛り上げたい。
  • もっと笑わせたい。
  • もっと多くの人に見てもらいたい。
  • もっとすごい技ができるようになりたい。
  • もっと大きなステージ(舞台)でショーを行いたい。
  • もっと認められたい。

そしてそれらを実現させるために日々練習を行い、研究をし、努力している。

そしてその姿は、観客は容易に想像する事が出来る。

僕が知る限り現状維持でよいと考えているパフォーマーはほとんどいない。多からず少なからずみんな先に進むために何かしらの努力をしている。そんな姿が観客には伝わるのだろう。

そしてそんなパフォーマーと同じ空間を・・・しかも飛び切り楽しい時間を共有するのだから、そのやる気が伝染しないわけがないのだ。

そして今現在こういったパフォーマンスは、イベントや劇場以外でも見る事が出来る。

そう大道芸である。

大道芸は凄く気軽にパフォーマーのショーを見る事ができ、しかも面白くなかったり、自分の感性と会わなければ途中で帰ることもできる。
さらに楽しんだら料金を払えばいい後払いのエンターテイメントである。

気軽にパフォーマンスを見る事が出来る敷居が低いエンターテイメントが近年日本中に広がりを見せている。

是非あなたのお気に入りのパフォーマーを探してみてもらいたい。

お気に入りのパフォーマーさえ見つかれば、あなたは日常のストレスから解放され、発散でき、明日への活力を手に入れる事が出来るはずだ。

あなたに夢を与えてくれるパフォーマーは必ず存在する。

それだけ日本には多くのパフォーマーがいて、様々なジャンルのパフォーマンスが存在しているのである。

大道芸やパフォーマンスが終わってからするべき事! 自分だけの武器を身に付けろ!

先日『伸び代しかないという考え方!失敗は成功のもととは?失敗しない人は成長が遅い理由』というブログを書きました。

この内容を大道芸やパフォーマンスを行うパフォーマー向けにもう少しかみ砕いてお話ししてみたいと思います。

だけど、失敗に対する考え方は前の記事がベースとなって失敗を味方につける考え方ができないと、これからお話しすることが前に進まないので、先に前回の記事を読んでください。

パフォーマーにとっての失敗とは?

パフォーマンスを行っていく中で失敗とはどのようなことでしょうか?

  • お客さんがあまり集まらなかった。
  • あまり盛り上がらなかった。
  • いまいちうけなかった。
  • 技が決まらなかった。

こういったことですよね。

もちろんもっと大きな失敗もあると思います。

  • 大きなクレームがきた。
  • 誰かを怪我させた。
  • 何かを壊した。

こういった大きな失敗は前の記事をもとにちゃんと解決策を考える必要がありますが、パフォーマーとして成長していくためには前半で書いたようなもっと小さな失敗に目を向けなければなりません。

小さな失敗というか、うまくいかなかった程度の事、これに注目していくことで同じような事態をひとつづつ潰していくことができます。

当然現場の違い、地域性の違い、見ている人の違いなど、様々な要素が加わってくるパフォーマンス業界、一筋縄にはいきません。

それでもひとつづつ問題を解決していくこれが大切なのですが、

パフォーマンスを始めて間もない人たちはこれよりも先に行わないといけないことがあります。

うまくいかないことを治すよりも優先すべきこと。

それは、うまくいったところをさらに伸ばしていくことです。

これを行うことによって、

あなたならではの武器を手にする事が出来ます。

逆の言い方をすると、武器がない状態で悪いところがなく問題を起こさないショーができるようになっても、面白くないので誰もショーの依頼を頼もうとは思いません。

まずは他の人にはない、自分だけの武器を手にする必要があります。

我々がいるパフォーマンス業界は、減点方式の競技ではありません。
加点方式だと考えていいと思います。

それに、悪いところを治すよりもいいところを伸ばす方が、楽しいし熱が入るため伸びやすいです。

マイナス10点のものを治しても0点にしかなりませんが、10点あるものを加点しようと思えば、天井なしで伸ばしていくことも可能だからです。

悪いところを治すのは、そのあとでも全然いいのです。

悪いところを治すのはいつやるかというと、伸び悩んだときと、仕事を取っていく上で弊害となった時、周囲から指摘を受ける量が増えた時。そんなときは向き合った方がいいですが、これらは、あなた自身に武器があってパフォーマーとして目立って注目を集められるようになることの方が大切です。。
(人間としてのモラルやマナーはまた別の話です。)

自分ならではの武器とは!

ここで言う武器というのは、オリジナルの技、誰もやれないハイレベルの技という意味ではありません。

もちろんこれも武器にはなります。お客さんもハイレベルの技を見たいと思う人は沢山いると思います。

ですが、武器が技術だけであれば、いつか人にまねされてしまい追い抜かれていく日が来ます。

技術は技術で追及する必要はもちろんありますが、今僕が言っているのはあなたのキャラクターからくる武器です。

キャラクターからくる間であったり、キャラクターからくるしぐさであったり、行動、ネタ、そういったものが他の人では真似できない自分だけの武器となっていきます。

キャラクターというと皆さん難しく考えすぎですが、何もキャラクターを演じるだけがすべてではないです。

あなたのままでいいのです。
人間一人一人に個性があるようにあなた自身がキャラクターとなっていくのです。

キャラクターを演じていく上でも、あなたというキャラクターの上に役を演じていくため、自分を無視して演じると、薄っぺらいキャラクターになってしまうので、まずはあなた自身のままで考えればいいので、難しく考える必要はありません。

ではどうしたらよいのか?

これは僕が指導してきた人たちの中で、ほおっておくとほとんどの人が行おうとしていなかったので、これがやれるようになると

パフォーマンス業界の中ではありえないぐらい急成長していけること

だと思います。

それは、ショーが終わった時に「よかったと実感がある場所を思い出して、もっと良くするためにはどうしたらよいのか?ということを考える。」ということです。

  • 盛り上がった所
  • うけた所
  • 一体感が生まれた所
  • 残念がられた所
  • 観客が増えた所
  • 自分が楽しくなってきた所
  • 自分がノッてきた所
  • 観客がノッてきた所

などなど、他にもあると思いますが、こういったところをもっとよくするにはどうしたらよいか?ということを考える必要があるのです。

良かったところを、もっと良くする為にはどうしたらよいのか?

  • 間なのか?前振りが必要なのか?
  • 一度失敗した方がいいのか?
  • テンポなのか?
  • 音楽なのか?
  • 客への心遣いなのか?
  • 道具への愛情なのか?
  • 構成なのか?
  • ネタを追加した方がいいのか?
  • 減らした方がいいのか?
  • わかりやすくした方がいいのか?
  • わかりにくくした方がいいのか?

手口は無限にあります。

自分で試してみたいことがあったり、思いついたことはどんどん試していきましょう。

また、人が行っている手口も試してみる必要があります。

ここで結構皆さん思い違いをしている人が多いのですが、「人のネタは使ってはいけない!」と思っている方が多いのですが、練習では行っていく必要があります。

これは、もし人のネタや技をやってはいけないという決まりがあったとしたら、3個ボールジャグリングも風船で何か作るにしても何をするにしても誰かが考えたオリジナルだったはずです。

これはジャズのアドリブが素晴らしいミュージシャンに聞いた話なのですが、アドリブ(楽譜にないフレーズ)を演奏できるようにするためには、過去の素晴らしいミュージシャンたちのアドリブを何回も・・・何百通りも練習するそうです。そうすることによって、アドリブをするときにスムーズにいいフレーズが演奏できるそうです。
こういったことを行っていくうちに自分だけのオリジナルが出てくるそうです。

こういったことからも、自分が素晴らしいと思った手口は勉強しておく必要があるのです。

もし、本番でそのまま使うならオリジナルの人に感謝の気持ちを持って、オリジナルの人の価値が下がらないように行わないといけないです。
が、使っちゃいけないということはないです。
本人の前で「あなたのこのネタが大好きで、素晴らしいと思ったので、使わせていただいています。」という気持ちで、堂々と行えるくらいクオリティーを高めておく必要があることは言うまでもありません。
もちろんそれが自分のオリジナルだと言ってしまうことは言語道断です。
※もしオリジナルの人に「やらないでくれ!」と言われた場合は本番で使うのはやめた方がいいです。
※人の作品をそのまま本番で真似することもやめた方がいいです。ここで言っているのは、あくまで手口を真似る。手口を勉強する。ということです。

人の手口を勉強するときに、たった一人の人から勉強してしまうと、その人のキャラを真似てしまうことになりやすいので、いろんな人の手口を勉強し、複合していく必要があります。
誰かの真似をしてもオリジナルは越えられないですから、自分を磨いた方が一定レベルを超える為には早いので、一人に絞らずにいろんな人から勉強しましょう。

但し、直接習う場合はその限りではありません。

そして、人の手口であろうと、自分が考えたものであろうと、「もっと良くするためにはどうしたらよいか?」ということは考え続けていく必要があります。

これを毎回繰り返していくうちに自分だけの武器を身に付けていくことができます。

そしてこれはパフォーマーを続けていく上で生涯続けていく必要があります。

なので、ある程度身についたら、上手くいかなかったところを解決していく必要があります。

パフォーマーとして一定レベルまで達したら良い所と、上手くいかなかった所の両方を考えていく必要があります。

但し、大問題となってしまった失敗や、大問題となる可能性があるものは先に解決しておく必要がもちろんあるので、完全に無視していいというわけではありません。

だけど、はじめのうちはとにかく前を向いて進み続けましょう。

GEN(ジェン)

コメディーの作り方 ~笑いとは緊張と緩和である~人の心を動かせ!

笑いに必要な要素を心理的に読み解いていくと、緊張した後にゆるみが出てくる必要がある。
心が「緊張」したままだと笑えるわけがない。
「緩和」要するにリラックスしたままだと安らぎになってしまって笑いにはならない。
ところが、この2つがいい感じで交互に発生すると、心が揺さぶられる。
その隙間がないと笑いは起こらない。

簡単に言うとこういうことなのだが、聞くとやるのとでは大違い。
文章で書くとすごく難しそうに感じてしまうが、実はそうではない。

実は日常の中にその答えはいくつも転がっているのだ。

世の中にものすごくたくさんあるコメディーの手口、これらをひとつづつ落としこんでみよう。と思って書き始めた『コメディーの作り方シリーズ』ですが、思いのほか反響があったので、さっそく次のものを書いてみようと思いました。

前回の記事 コメディーの作り方 ~障害を乗り越えていく姿を見せる!~を実践していく上で何が一番必要かな?
と考えた時にこの緊張と緩和をすごく意識していることがわかりました。

緊張と緩和は他のコメディーの手法と組み合わせやすいので、是非前回の記事、これから増えていく記事と合わせて使ってください。

前回の記事

『緊張と緩和』『興奮とリラックス』と言い換えることもできます。

ちょっとわかりやすくジャグラーを例にとってみてみましょう!

「すごい技をやりますよ!」(緊張)
やり始める(緊張)
失敗する「あーあ!(客)」(緩和)
もう一度挑戦(緊張)
成功!(興奮)

パフォーマーが良くある盛り上げるためのテクニックの一つです。

当然ここにも緊張と緩和が入ってきます。

ではどうコメディーに変えるのでしょう?

「すごい技をやりますよ!」(緊張)
「一発で決めます!」(さらに緊張)
スタートする前に道具を落とすなどの失敗(緩和)

この時点で笑える要素が入っていますよね!

予期せぬところで緊張が切れるとき(緩和)これが笑いにつながるのです。

日常生活で考えてもらいたい。

皆さんはどんな時に笑うだろうか?

お笑い番組を見ている時、家族や友達と楽しい会話をしている時、などリラックスしている時が多いのではないだろうか?

「面白い事言うよ!」と言われてから面白い事を言われるよりも、突然不意に言われた方が笑えることが多くないだろうか?

もちろん内容によっても変わってくるのだが、

「面白い事言うよ!」と言われて、身構える事が既に緊張なのである。

その緊張したまま面白い事を言われても笑いにくいのだ。

一方突然不意に言われた時、その時にリラックス出来ている環境だと、笑いやすくなる。

そうなのです

緊張と緩和とは、パフォーマーの緊張と緩和も大切なのだけど、見ている人の緊張と緩和も大切なのです。

見てる人がどこで緊張しているのか?

どこでリラックスしているのか?

これを把握し、そのリラックスしたタイミングで笑える事を行う。

もちろん違う方法もある。

緊張に緊張を重ねて、耐えられなくなった時に笑わせるという方法だ。

他にも手口はあるが、どれも緊張と緩和との密接な関係がある。

よく間違える人がいるのだが、リラックスした時に笑うんだ!と

考えてリラックスすることばかり考える人が居るのだが、大切なのは振り幅なのである。

リラックスしている所にちょっとした緊張を入れてまたリラックスさせる。

緊張の頻度を高めて不意にリラックスさせる。

などなど手口は沢山あるけど、この振り幅が大きいほど笑いは起きやすい。

この手口を学ぼうとした時、他のパフォーマーがどのように使っているのかを見て学ぶこともできるが、

実は日常生活の中に沢山転がっているのだ。

自分はどんな時に緊張や興奮して、どんな時にリラックスしたりほっと一息ついてるのか?考えてみるのもいい。

街や公園などで人を観察してみる事も大切だ。

特に子供や酔っ払ってる人などはまさに緊張と緩和の宝庫なのでよく注意して見てもらいたい。

人目をはばからず行動してる人ほど緊張と緩和を出しやすいのだ。

人目を気にする=緊張、人目が気にならない=リラックス

これも当てはまる。

人間観察すると、様々なことが見えてくるが、次に行う時『 緊張と緩和』をテーマに観察してみると、色んな所にヒントが隠されている事が分かってくるはずだ。

自分が緊張と緩和を使ったショーをした方が良いことは分かった。ではどうやって見てる人をコントロールしていくのか?

演技や行動やトークなどで行っていくのだが、初めのうちは意識しているだけでも良い。

パフォーマンスを見てる人がどんな時に緊張したり、リラックスしているのか観察する事が大事なのである。

テクニックのひとつを紹介してみよう。

パフォーマーの心理をお客様は鏡のようにリンクさせることが多い。という事だ!

だから当然パフォーマー事態緊張したりリラックスしたりする必要がある。

そのパフォーマーの緊張を見ている人も体験しているのである。

そしてパフォーマーが一息着くと見てる人も一息着くのである。

要するにパフォーマーがリラックスすると見てる人もリラックスするのである。

他にもパフォーマーがボケる時に真剣であればあるだけ笑うなど、鏡のようにリンクさせないこともあるので、見てる人をよく観察する事が大切になってくる。

自分がパフォーマンスしてる時の客はもちろんなのだが、

人のパフォーマンス中に客を見ている事も実は凄く大事になってくる。

パフォーマンスを勉強しようと人のショーを見ると、演者にばかり目が行きがちだが、実はその時見てる人がどんな反応してるのかを合わせて見て欲しい。

自分とは違う手口、方法、持っていき方、間これらを学べると同時に、見てる人がどんな感じになるのかも把握する。

これも凄く大切になってくる。

日常の観察・パフォーマンスを見ている人の観察

テーマを持って観察していると色々見えてくるので、是非やってもらいたい。

GEN(ジェン)

誰と出会い、誰の影響を受けたか?これが人を成長させる。上手な人との付き合い方

僕がよく言う言葉です。

人は誰と出会って、誰の影響を受けたかによって大きく変わっていきます。

ですが、誰の影響を受けるかは全く分かりません。

もしかしたら出会ってから数年後にものすごく影響を受け始めることもあります。

今必要でなくても、もしかしたら後々すごく大切なキーマンになってくるかもしれないのです。

だから僕はすごく心がけています。

「話せるチャンスがあったら声をかけに行け!」

でも人によってはなかなか声掛けずらい人も居ますよね( ̄▽ ̄;)

そんな時役立つのがこれです♪

「気になる人が居たらとりあえず近くにいろ!」

それでも話せなかったり、少ししか話すことが出来なかったり、もっと知りたい!と思ったならこうするべきです。

「いつも近くにいろ!」

これは僕がいつの間にか覚えていた事で、子供の頃スポーツやってた時に既に行っていたことなのです。

これも恐らく誰かの影響だと思うのですが、誰の影響かどうかは今となっては思い出すことが出来ません。

僕の人生で定期的に、実力がない頃にトップチームだったり、レベルが高い環境に入れさせて貰えることが比較的多かった気がします。

何回か「なぜ僕を選んだんですか?」と聞いたことがありますが、帰ってきた答えは・・・

「いつも近くにいたから!」「やる気がありそうにみえたから!」

このような答えが帰ってきました。

僕がやっていたのは

  • 気になる人の近くにいる事
  • 話しかけられるタイミングがあったら挨拶だけでもいいから声をかける事
  • その人が何を考えてどう行動してるか観察する事

この3つだけなのです。

これは言葉が話せない海外アーティストに対しても僕は同じ事を行います。(僕が英語を話せないのは大問題なのですが(T_T)まぁそれはおいといて・・・)

1番印象に深かった出来事は

『レス アクロスティッシュ』の時です。

当時日テレアート大道芸というイベントがありました。

夏の間毎日誰かしらパフォーマンスを行っている中に海外からのゲストパフォーマーとして彼らは来ていたのです。

1回パフォーマンス見ただけで僕は虜になりました。

その結果毎日毎回(1日3回だったかな?)予定が着く限り見に行ってました。

そして投げ銭の度に「good」とか「thanks」程度の声をかけていたのです。

初めてパフォーマンスを見て1週間か10日位たって当時僕が行っていたカっこ『Tim Tam』の出演があった為、ショーのスタンバイをしていた時、アクロスティッシュのメンバーの方から・・・

「なんで居るんだ!」「パフォーマーだったのか?」と声をかけてきてくれました。(英語が話せないので、こんなニュアンスの事を言ってきてくれたのだと勝手に解釈してます。)

その後は僕達のショーを見に来てくれました。

ある時突然アクロスティッシュのメンバーの1人、ミッシェルに「come on! come on!come on!」と、カモンしか言わないで連れていかれました( ̄▽ ̄;)

僕があまり喋れなかったので、こうなったものかと思いますが・・・(^ω^;);););)

アクロスティッシュが泊まってるホテルの部屋の前の通路まで連れていかれました。

ミッシェルは突然ウォーミングアップを始めたのです。

黙々と本番前のウォーミングアップを・・・倒立を中心とした内容でした。

何か一生懸命話してはくれていたのですが、何を言ってるのかはほとんど分からなかったです(T_T)

でも何となく、「君の倒立にはこういった練習が必要だから、この練習をしなさい!」と、言われてるような気がして、そのウォーミングアップを一緒に見よう見まねで行っていました。

僕がサーカス学校に入って3年目、倒立をショーに入れ始めてから2年ちょっと位の頃だったので、欠点だらけに見えたんでしょうね(^ω^;);););)

その後は片言ながら一生懸命会話して、一緒に大江戸温泉物語に行ったり、秋葉原に中古のノートパソコン買いに行ったりもしました。

翌年から数年連続で日本に来ていたのですが、その頃には今僕達はこんな感じのショーをやってる。と、ビデオを見せて、ならこうしたら良いのでは?

ここもっと強調した方が面白いなどのアドバイスをしてくれるようになりました。

後々知った話だと、フランスのサーカス学校の先生達だったらしいです゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

このエピソードからもわかる通り、僕はただひたすら近くにいて彼らを観察し、チャンスがあるタイミングで声をかけていただけなのです。

彼らと出会った翌年ツィルクロータスというグループを作った時は、メンバー満場一致で「アクロスティッシュの様なショーが作りたい!」と、僕に限らず、全員どっぷりと影響を受けていました。

彼らと出会っていなかったら、もしかしたらコメディーはコメディー、アクロバットはアクロバットと別々に行っていたかもしれません。

今の僕があるのもアクロスティッシュとの出会いと、受けた影響があったからこそなのです。

この様に影響を受けた人物はものすごく沢山います。

その人達の近くにいて、話す事によってその影響を受け、人は成長していくものなのです。

皆さんにももし気になる人が居たら積極的に声をかけに行ってみてください。

もし、声をかけられなかったとしても、できるだけ近くにいるようにしてみてください。

誰と出会い、誰の影響を受けたか?それによって人は成長していくものなのです。

GEN(ジェン)

プロになるってどういうこと?プロとして認めてもらうには?アマチュアとの違いとは?

僕は芸歴20年のパフォーマーです。
この道1本で生きていて、当然プロとして活動しているし、プロとしての自覚もあります。

そんな僕によくある質問の中に、「プロになる為にはどうしたら良いですか?」とか「プロになる条件てなんですか?」
と聞かれることかあります。

そもそもプロとはなんなのであろうか?
プロとアマの違いってなんなのだろうか?

今回はこの辺について考えてみたいと思います。

プロになるとは?

3つの考え方があると思います。

  1. 自分がいつプロとして名のるべきなのか?
  2. プロとして認められるのはどの段階なのか?
  3. お客さんやクライアントはどう見ているのか?

1.自分がいつプロとして名乗るべきなのか?

これは覚悟の問題です。

プロとして責任を持つ。
プロとして客を楽しませることに責任を持つ。
プロとして現場に責任を持つ。
プロとしてパフォーマンスと向き合う。
プロとして・・・

いろいろな大切なことがあります。
これ等の事にプロとして活動していくことを宣言する。
その覚悟があることを宣言する。

自分がプロです。ということはそういうことだと僕は考えます。

なので、「いつプロと名乗るべきか?」という質問に対しては、その覚悟が出来た時。と僕は答えています。

「これ一本で活動している。」とか、「生活費の割合がどれくらい行ったら。」とか、「ギャラをいくら以上貰えるようになったら。」ではありません。

プロとしての覚悟があるならば例え現場数が少なくても、プロと名のってよいと思います。

また、プロと名のりを上げることによって、その自覚が出てくることもあるので、いずれなりたいと思うのであって、活動しているのであればもうすでにプロと名のるべきだと思います。

僕から言えば、「アマチュアです。」ということは、現場や見てくれる人に対して責任を持つ気がありません。と言って言うようなものです。

たまに聞きますが、「アマをなめるな!アマチュアだって・・・」という人や、そういったブログなどを見ることがありますが、「いやいや!その考え方はもう立派にプロだよ!」と思う人が結構います(笑)

責任を持てないのに「私はプロだ!」と言ってる人よりも、全然あなたの方がプロですよ!と言いたくなることがあります。

もちろんこれは僕の考え方なので、一般的にはどうだ?というのは分らないし、人それぞれの考え方があるので、それを否定する気もありませんが、少なくても僕が運営するHMC(ハッピーメリーカンパニー)から派遣するパフォーマーや、ハッピーメリーサーカスのメンバーにはその自覚がない人を使う気はないです。

ちょっと責任につてのお話をします。

『出演依頼を受ける。』ということは、

例えギャラが発生していない現場であったとしても、そのイベントを企画した人たちの想い。費やした時間。かかった費用。
さらに言うなら、そのイベントを見に来たお客様の想い。費やした時間(現場の滞在時間や、移動時間など)。かかった費用(交通費・宿泊費・入場料(チケット代)・現地での食費などなど)。

出演依頼を受けたということはそれらに責任を負うということになるのです。

また、「この現場は合わない。」と思ったら、断ることも大切な責任の範囲だと思います。

2.プロとして認められるのはどの段階なのか?

1.の覚悟は当然必要なのですが、それだけだと勝手に名のってる域を超えません。

大切なのは、周りがプロとして認めてくれる。認めてもらえるような行動をとる。という事なのです。

これにはいろんな人のいろんな意見がありますが、僕が良く言うのは・・・

「ギャラが発生した現場をこなして、リピートが来たとき!」

これ、まぎれもなく相手はプロとして認めてくれてますよね!

プロだと名のり、ギャラを頂いて現場をこなし、「あいつは良くない!もう呼ぶ必要は無い!」という評価だと、これはプロとしては認めてもらえていない。ということになります。

勿論毎年違う人を呼んでいるからリピートはあり得ない。という現場もありますが、リピートが来れば (もう一回来て!と言われれば)少なくてもその現場からは、プロとして認めてもらえた。ということになります。

こういった現場が1現場よりは2現場そして3現場、4現場と増えていくことがプロとしてのレベルが上がっていった。と考えてよいと思います。

3.お客さんやクライアントはどう見ているのか?

実はこれが一番大切なのです。

結論から言うと、プロであろうが、アマチュアであろうがお客さんやクライアントからしたら関係ないのです。

唯一違うと思えるものは、発表会・・・ですかね?

特に子供たちの発表会は全く違うものになってくるとは思います(;^_^A

競技会はちょっと微妙です。ものによって異なってくると思います。

スポーツジャグリングの競技会、大道芸のコンテスト。同じ競技会でも、全く別物ですから・・・(;^_^A

それ以外はお金を払っている事実も変わらないですし、時間を割いてパフォーマンスを見ているという事実も変わらないです。

これは、ギャラも投げ銭も同じです。

ショーを見た人が面白いと思えばまた「パフォーマンスや大道芸が見たい!」と思ってくれるし、
つまらないと思えば「大道芸やパフォーマンスはつまらない!もう見たくない!」と思ってしまうのです。

お客さんはプロなのかアマチュアなのかそんなことは関係ないのです。

もっと言うと、そこにはパフォーマンスレベルも関係ないのです。

芸歴が短ければへたくそなのは当たり前です。
そんなことはお客さんもわかっています。

へたくそでも、応援したい!と思う人もいます。

大切なのは、見る人に対する思いやりなのです。

見る人の事を思ってショーを行っているのか?
自分の技や作品を見せびらかせに来ているのか?
ここには大きな違いがあり、見てる人にも敏感に伝わります。

見る側にとっては、プロであろうがアマチュアであろうが関係ないのです。

「見る人に対する思いやりを持たないといけない」これもプロもアマチュアも関係ありません。人前に立つ人全てが持たないといけないことなのです。

ここで一つ最近問題になっている例をあげてみたいと思います。

それは、『クラウン恐怖症』

ITなどのホラー映画でクラウンを使うことによってクラウン恐怖症になる人が増えている。ととらえている人が多いと思いますが、実際にクラウン恐怖症の人に話を聞いてみたことがあります。
それもおそらくは今までで15~20人位の人に話を聞いています。

そうするとほとんどの人が「小さいころにクラウンに追い掛け回されたなどの恐怖体験がある。」と答えました。

メモに残してないので、正確ではありませんが、「クラウンの顔が怖い。」という答えだけだった人は、2~3人位だったかな?

ホラー映画のせいで怖くなったという人はいませんでした(;^_^A

まぁクラウン恐怖症の人がクラウンが出演する映画を見るはずがないので、そういった人たちが、もしクラウンが出てくる映画を見れば余計嫌いになるとは思いますが・・・(;^_^A

これはどういうことなのでしょうか?

おそらくは、「ほら!ピエロさんだよ!」「子供たちに大人気のピエロさんだよ!」などと、
アマチュアの人、もしくは志はあるけど、勉強不足のプロの人、あるいは、ピエロのコスプレやお面をかぶった人たちが無防備に子供に近づいて行ったり、子供が逃げ回る姿を見ている大人たちが笑うから、という理由で余計にやりすぎてしまった人たち。
が原因ではないかと思います。

勿論本人たちに悪気がない事は分っています。

だけど、子供たち(見ている人たち)からしたらその人たちがプロであろうとアマチュアであろうと関係ないのです。

ここにもし、相手に対する思いやりがあったらどうでしょうか?

一歩近づいた時点で相手が怖がっているのかどうかわかります。

怖がっていたら、無理に近づくことはしないと思います。

思いやりがなく、自分の想いだけで見てる人に近づいて行ってしまう。

これがクラウン恐怖症を作り出した大きな原因の一つではないかと僕は考えます。

クラウン恐怖症の事を例にとりましたが、これはクラウンに限ったことではありません。

プロであろが、アマチュアであろうが、見ている人が好きになれば、パフォーマンス業界全体のプラスになります。

逆に見ている人が嫌いになればパフォーマンス業界全体のマイナスになってしまうのです。

人前でパフォーマンスをしたいと思った時点で、頭のどこか片隅にでもこんなこと言ってた人がいたな!と思っておいてください(人>ω<*)オネガイシマス!

GEN(ジェン)

コメディーの作り方 ~障害を乗り越えていく姿を見せる!~ ストーリーが人の心をつかむ

コメディーショーをつくりたい!でもどうやって作ればみんな笑ってくれるの?

そんなあなたに教えちゃいます。

大道芸人GEN(ジェン)が行っているコメディーの作り方の一つです。

コメディーを勉強すればコメディー作品でなくても面白いショーが作れるようになります。

コメディーを勉強すると言うことは、人の心を動かしやすくする方法を考えていくこと言うことなので、コメディーをやらない人でも勉強した方が良いと僕は考えます。

ショーやパフォーマンスを行ったり、作ったりする人は是非コメディーのことを勉強して下さい。

そうすれば人の心を打つ良い作品が作れるようになるはずです。

『障害を乗り越えていく姿を見せる。』

実はこれ、コメディーに限ったことではないのです。
ストーリーのあるドラマ、映画、小説それもあらゆるジャンルで使われていることなのです。

これをコメディーで使うと、いわゆるいじめ的な笑いではない、人を中傷罵倒して笑いを取る手口ではないコメディーを作ることができるので、僕が多用しているテクニックの一つです。

障害を乗り越えていく姿は人の心を動かす。

何かにつまづき、それを乗り越えていく姿って、人の心をつかみやすいのです。

例えば恋愛映画を例にとると…

男と女が出合う。
恋に落ちる。
何かの障害があってその恋がうまくいかなくなる。
それを乗り越えて再び結びつく。
ハッピーエンド

よくあるストーリーですが、これがもし障害がなかったらどうでしょうか?

男と女が出合う。
恋に落ちる。
そのまま結びつく。
ハッピーエンド

2つの映画があるとしたらあなたはどちらが見たいですか?

答えは決まってると思います。

障害を目の前にしたときその人はどうやって乗り越えるのか?
多くの人はそこに関心を持ちます。

その時自分だったらどうするか?
これを考えながら見たり、過去の自分と照らし合わせてみたりするのです。

自分の体験と重なることにより、そのストーリーに深く入り込んでいきます。

感動モノのストーリーも当然この『障害』というキーワードを大切に使っています。

障害をどのように使ったらコメディーになるのか?

障害が発生したときに真剣に向き合うがために見落としてしまったりすることってありますよね!

必死になることで空回りしてとんでもないことをしでかしてしまうことがありますよね!

一つのことに集中ししすぎてやりすぎてしまうことってありますよね!

正にこれなんです。

何かに集中しすぎるがためにとんでもない方向に進んでしまう。

これがコメディーになるのです。

コメディー映画ホームアローンを例にとってみると、「泥棒に入られたくない!」「泥棒をやっつけたい!」この思いから、やりすぎてしまう。

「そこまでやる?」「それ相手死ぬよ!」「あり得ない!」「バッカだな~!」

こういった想いを共感させることにより笑いが起きてくるのです。

陥りがちなミス!

ここで大切になってくるのが、障害と真剣に向き合う。ということなのです。

多くの新人パフォーマーにありがちなのが、「こうやったらおもしろいでしょ!」とか、「このストーリー面白いでしょ!」といった具合に、ストーリーやネタができたことで満足して真剣に障害と向き合っていない人が多いのです。

これでは見ている人の心を動かすことができません。

真剣に何かをやろうとしているがために・・・「あ~あ!」となってしまうことが必要なのです。

「あり得ないバッカだな!」と思う反面、「その思考だとそうなっちゃうよね!」「わかるわかる!」という共感が必要となってくるのです。

チャップリンやバスターキートンがすごくいい例になってきます。

どのシーンを見ても本人たちはものすごく真剣ですよね!

これが大切なのです。

ドジで間抜けなクラウン達にしても同じです。

これがもし、「僕はドジだからしょうがないでしょ!」「間抜けなキャラを演じてるんだから笑って!」という演技をしていたとしたらどうでしょう?

わかりやすく言うと、こういったキャラの人が日常で隣にいたらあなたはどう思いますか?

「うざい!」「関わりたくない!」と思いませんか?

パフォーマーであったとしても同じなのです。

ステージと客席距離があるから、人は見ていられます。

だけど、関わりたくはないのです。(・∀・)/キッパリ!

これがもし、真剣に一生懸命、そして無垢に取り組んでいたらどうでしょう?

そこには愛着が持てて、応援したくなるはずです。

そういったクラウン達がショーを行っているから・・・笑っていい空間で演じているから人々は笑うのです。

笑っていい環境をもし作っていなかったとしたら、人々は笑わなくなります。

パフォーマーが失敗したことを見てる人が笑ったとします。それに対して、目くじらを立てて否定し続けたとしたら、どうでしょう?

見てる人たちはそのうち怖くなり、いやな思いをし始めて、笑わなくなっていってしまいます。

もちろんそういった手口もありますが、そこには、否定することによりさらに大きな笑いが起きるようにするお客様との駆け引きが存在するのです。

それを理解しないで、手口だけ真似すると痛い目に合うので、注意しましょう。

まとめ

障害を乗り越えていく姿を真剣に、一生懸命に、無垢に取り組む。

その結果あり得ない出来事が起こる。(だけどそれは共感できる内容。)

だけど、それらは笑っていい環境の下で行う。

コメディーの手法とはいろいろあります。

今回書いた障害を乗り越えていく姿を見せる。というテーマもその一つにすぎません。

いろいろな手口、様々な手法を使って複雑に絡み合いながら行うことで、大きな笑いを起こすことができるのです。

とはいっても、最初からいろいろな手法を同時進行で取り入れてもすごく浅い作品になってしまうため、一つ一つしっかりと取り組み、身に着けていってください。

追伸

僕はコメディーが大好きですが、いじめや人を中傷罵倒して笑いを取る手口は好きではありません。
というか、大嫌いです。

だけどグループで、コメディーをやるには虐げられるものが必ず出てきます。
では、どうやったらこれらがいじめに見えないのでしょうか?

強いもの(強そうに見えるもの)が弱いもの(弱そうにみえるもの)に仕掛けるとこれはリアルないじめに見えてしまいます。

ところが、弱いもの(弱そうに見えるもの)が強いもの(強そうに見えるもの)に仕掛けると、コメディーになります。

間違わないでほしいのが、立場の強い人であっても、気の弱い人に立場が低い人が仕掛けてもこれはいじめになってしまいます。

わかりやすく言うと、気の弱い上司を部下たちがいびる。そんな図式が成立してしまうのです。

誰が誰を虐げるのか、よく考えてコメディーを作ってください。

GEN(ジェン)