その言い方、逆効果!アサーティブ コミュニケーションの落とし穴

伝達力
  • 子どもに「宿題やったの?」って聞いたら、「今やろうと思ってたのに…」と不機嫌モード
  • パートナーに「ゴミ出しお願いね」と伝えたら、「わかってるよ!」とケンカ勃発
  • 職場でやんわり伝えたつもりが、「なんで怒ってるんですか?」と言われて頭が真っ白…

──ああもう、そんなつもりじゃなかったのに!
あなたにも、こんな “伝え方のすれ違い” の経験ありませんか?

ぼくは大道芸をやって26年になりますが、
実は昔、こうしたすれ違いで 恋人にフラれ、仲間とぶつかり、スタッフにキレられ まくってました(笑)

それでもなんとか変われたのは、
アサーティブ コミュニケーションという “言いたい・伝わりたい” を両立させる考え方と出会えたからです。

アサーティブとは、
『主張がはっきりしているが攻撃的ではない意見を言う』
という意味です。

この記事では、ぼく自身が何度もハマってきた “アサーティブの落とし穴” をネタにしながら、
どう言えばちゃんと伝わるのかを、実体験ベースで楽しくお話ししていきます。

読み終わるころには、あなたの頭の中に
「そのままマネできるやさしい言い換え」や
「気まずさを笑って流せるコツ」が、自然と残ってるはずです。

結論はシンプル。
伝え方ひとつで、人間関係はもっとあったかくなる。
ちょっとだけ、試してみませんか?

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  1. アサーティブ コミュニケーションとは?
    1. 攻撃でもガマンでもない「第3の伝え方」
    2. 自分も相手も大事にする──アサーティブの基本
    3. なぜ今、家庭・職場・子育てで必要とされるのか?
  2. 3つのコミュニケーションタイプ|あなたはどれ?
    1. 非主張型(ノンアサーティブ):「言いたいけど言えない」
    2. 攻撃型(アグレッシブ):「言いすぎてしまう」
    3. アサーティブ型:「主張と配慮を両立する伝え方」
  3. 実はやってる人が多い!アサーティブ コミュニケーションの落とし穴
    1. 「Iメッセージ」のつもりが “責め” になってる
    2. 表情やトーンが真逆で、言葉が台無しに
    3. “気をつかう” が “自己主張しない” になってる
    4. 丁寧すぎて伝わらない/空気を読みすぎる失敗
    5. アサーティブにこだわるあまり、相手を置き去りにしてしまう
  4. GEN(ジェン)ってどんな人?|コミュ術を届ける大道芸人として
  5. GENの体験談|“伝え方” で人間関係を悪化させた頃のぼく
    1. 恋人に本音を言えず、距離ができた話
    2. 仲間やスタッフとのすれ違いが起きた舞台裏
    3. 「言ってないのに、わかってほしい」は甘えだった
  6. 正しいアサーティブの考え方に戻ろう
    1. 伝え方は「スキル」であり「責任」
    2. “伝える前に聴く” が、実は最強
    3. 非言語コミュニケーションが9割を決める理由
  7. ターゲット別|そのまま使えるアサーティブな言い換え例
    1. 【子ども向け】「また!」「いい加減にして」の代わりは?
      1. よくあるNGワード:
      2. アサーティブな言い換え:
    2. 【パートナー向け】「ちゃんとしてよ」→どう言えばいい?
      1. よくあるNGワード:
      2. アサーティブな言い換え:
    3. 【職場向け】上司や部下に伝える “角が立たない言い回し”
      1. よくあるNGワード(部下に):
      2. アサーティブな言い換え(部下に):
      3. よくあるNGワード(上司に):
      4. アサーティブな言い換え(上司に):
  8. やりがちなNGワードと、その言い換えリスト
    1. 「なんでわからないの?」
      1. アサーティブな言い換え:
    2. 「どうせ無理」
      1. アサーティブな言い換え:
    3. 「またそれ?」
      1. アサーティブな言い換え:
  9. アサーティブな人に共通する3つの特徴
    1. 自分の気持ちを正直に伝える
    2. 相手の感情を尊重できる
    3. 違いを否定せず、共通点を探す
  10. アサーティブを身につける3ステップ
    1. ステップ1:感情を書き出して “言語化” する
    2. ステップ2:“伝える目的” を意識してから話す
    3. ステップ3:“沈黙” を味方につける勇気を持つ
  11. トレーニング方法・継続するコツ
    1. 家族や身近な人との会話で練習する
    2. 振り返りノートをつける習慣
    3. 公式LINEで毎日18時に届く “7つのステップ” を活用
  12. GENが実際に見た|伝え方ひとつで関係が変わった瞬間
    1. 動物園で出会った親子の涙
    2. 高齢者施設スタッフの誤解がとけた瞬間
    3. クレーム対応が信頼につながった出来事
  13. GENからあなたへ|“伝え方” は人生を変える技術
    1. 僕も失敗してきた。だからこそ伝えたい
    2. うまくいかないのは “あなたのせい” じゃなく “言い方のせい” かもしれない
    3. 一歩ずつ、一緒に変えていこう
  14. 自分も相手も大切にしたいあなたへ|GENのLINEで学べること
    1. 関連

アサーティブ コミュニケーションとは?

「言いたいけど言えない…」
「ちゃんと伝えたつもりなのに、なぜかギクシャクしてしまう」

そんな経験、ありませんか?

ぼくは大道芸を始めて26年。
コロナ前までは、自分が運営する稽古場に
全国の大道芸フェスに出演しているアーティストたちが集まり、
一緒にグループショーを作っていました。

海外のパフォーマーもときどきいましたが、
中心は日本人の仲間たち。
本気でぶつかり合いながら、作品を磨いていたんです。

そのなかで何度も実感したのが、
「伝え方ひとつで、すべてが変わる」ということ。

とくに印象に残っているのが、
“攻撃でもガマンでもない第3の伝え方”──
アサーティブ コミュニケーションとの出会いです。

この章では、その基本と、
なぜ今これが必要なのか?を、わかりやすくお話しします


攻撃でもガマンでもない「第3の伝え方」

ある日、稽古場でのグループショー制作中に、
仲間との意見がぶつかって、空気が重くなったことがありました。

「そこは自分の流れもあるし…」
「いや、その場面はもっとこうしたいんだよね」

言ってることはどちらも間違ってない。
でも、なんか噛み合わない。

そんなとき、演出を担当していた大道芸プロデューサーの方が、
静かにこう言ったんです。

「意見を持つのは大事。でも、相手の背景も想像してみろ!」

その一言に、ぼくはハッとしました。

たいていの人は、言いたいことがあると
「黙ってガマンする」か「思いきりぶつける」かになりがちです。

でも、実はそのどちらでもない道がある。

自分の思いも、相手の思いも、ちゃんと出して、受けとめ合う。

それが、“第3の伝え方”。
つまり、アサーティブ コミュニケーションなんです。


自分も相手も大事にする──アサーティブの基本

アサーティブの基本は、たった2つ。

自分の気持ちや意見を正直に伝えること。
相手の感情や立場にもちゃんと配慮すること。

どちらかだけでは、うまくいきません。

「ぼくはこう思う。でも、あなたの考えも聞かせてほしい」

こうした姿勢こそが、信頼を築いていくんです。

あの稽古場での体験は、
“伝え方” で人間関係が深まる瞬間を、ぼくに教えてくれました。


なぜ今、家庭・職場・子育てで必要とされるのか?

理由は、すごくシンプルです。

人間関係のトラブルの多くは、“伝え方のすれ違い” から起きています。

たとえば──

  • 子どもが話を聞いてくれない
  • パートナーとの会話がかみ合わない
  • 職場での空気がピリッとする

これ、ぜんぶ「伝えたのに伝わってない」状態

しかも今は、LINEやチャットの時代。
言葉だけで気持ちを伝えるのが、ますます難しくなっています。

だからこそ、今こそ必要なんです。
“どう伝えるか” を学ぶことが、人間関係のカギになる。

アサーティブ コミュニケーションは、
家庭でも、職場でも、子育てでも使える “心の距離を縮める技術” です。

3つのコミュニケーションタイプ|あなたはどれ?

アサーティブな伝え方を身につけるには、
まずは「今の自分がどのタイプなのか」を知ることが大事です。

実はコミュニケーションには、大きく分けて3つのタイプがあります。

どれが良い・悪いという話ではなく、傾向を知ることが第一歩。

「自分がどの場面で、どのタイプになりやすいか?」
少しだけ、自分自身を振り返りながら読んでみてください。


非主張型(ノンアサーティブ):「言いたいけど言えない」

このタイプは、自分の気持ちや意見を、うまく表現できない人に多いです。

「こんなこと言ったら、嫌われるかも…」
「相手を不快にさせたくないし…」
そう思って、本音をグッと飲み込んでしまうんです。

その場は丸くおさまるかもしれません。

でも、心の中では “わかってもらえなかった” という寂しさが残り、
あとでイライラや自己否定につながってしまうことも。

「言わなくても伝わるはず」と思ってしまう方は、
もしかするとこのタイプかもしれません。

がまんが続くと、ある日突然、爆発する──
そんなリスクもあるんです。


攻撃型(アグレッシブ):「言いすぎてしまう」

このタイプは、思ったことをストレートに伝えるのが得意な人に多いです。

でも、その言い方がときに “強すぎる” と感じられることがあります。

  • 「ちゃんとしてよ!」
  • 「何度言ったらわかるの?」
  • 「普通こうでしょ?」

言っている内容は正しいのに、
“伝わり方” がきつくなってしまうパターンです。

相手を責めるつもりはなくても、
結果的に相手が黙ってしまう・距離をとってしまうことがあります。

自分では気づいてないこともあるので、
「最近、誰ともちゃんと話せてないかも…」と感じたら、
このタイプの傾向があるかもしれません。


アサーティブ型:「主張と配慮を両立する伝え方」

アサーティブ型は、
「自分の気持ちも伝えたいし、相手のことも尊重したい」という姿勢を持っています。

このタイプは、

  • 自分の意見を持ちながらも
  • 相手の立場や感情も考慮できる

そんなバランスのとれたコミュニケーションを目指します。

たとえば、

  • 「わたしはこう思うんだけど、あなたはどう感じてる?」
  • 「その点は理解できる。でも、こうしてもらえると助かるな」

こんなふうに、“自分と相手を対等に扱う言葉” が特徴です。

もちろん、最初から完璧にできる人はいません。

でも、少しずつ意識することで、
誰でもこのアサーティブ型に近づいていけるんです。

【あなたはどのタイプでしたか?】
「変わりたい」と思ったその瞬間がチャンスです。
GENのLINEで、日常で使えるリアルな伝え方を一緒に学んでいきましょう!

実はやってる人が多い!アサーティブ コミュニケーションの落とし穴

アサーティブを学び始めると、
「よし、これで伝えられるようになったぞ」と思う瞬間があります。

でもね。
そこにこそ、意外な落とし穴があるんです。

“正しい伝え方” をしているつもりが、逆効果になっていることも。

ここでは、ぼく自身も何度もハマってきた失敗例をもとに、
よくある落とし穴をご紹介します。


「Iメッセージ」のつもりが “責め” になってる

アサーティブでは、「わたしはこう感じた」という
“Iメッセージ” の活用が大切とよく言われますよね。

でも──

「私はすごくイヤだった」
「私はそんなふうにされたくない」

これ、一歩間違えると “責め” に聞こえてしまうこともあるんです。

たとえば、こんな言い方。

「私は悲しかったよ。なんであんなこと言ったの?」

感情を伝えているようで、
実は相手を追い詰めてしまっていることもあります。

Iメッセージは、“伝え方のトーン” や “表現の選び方” が命です。


表情やトーンが真逆で、言葉が台無しに

これは大道芸の現場でもよくあるんですが、
“言葉は優しいのに、表情が険しい” とか、
“言葉は前向きなのに、声が怒っている”

そんなふうに、非言語とズレてしまうことがあるんです

これ、アサーティブでは致命的です。

たとえば──

「いや、大丈夫ですよ(眉間にシワ)」
「本当に感謝してます(無表情)」

これじゃ伝わらないどころか、逆効果ですよね。

伝え方は “言葉だけ” じゃない。
表情・声のトーン・姿勢がセットで、初めて信頼が生まれます。


“気をつかう” が “自己主張しない” になってる

「アサーティブ=優しい伝え方」と思われがちですが、
実はそうじゃないんです。

アサーティブは、気づかいだけじゃなく “自己表現” も含んでいます。

でも、実際には…

  • 「まぁいいか」と言って、本音を伝えない
  • 「ここで言ったら空気が悪くなる」と遠慮する

こうして、“気をつかったフリして、自分を出さない” という落とし穴にハマる人も多いんです。

ぼく自身、これでよく苦しくなってました。
特に先輩や目上の人に対してそんな感じだったことがあります。
やさしさのつもりが、実は “逃げ” になってたんですよね。

ここまで読んで、「うちもそうかも…」と思った方へ。

『気をつかってるのに伝わらない』って、もどかしいですよね。
それ、もしかしたら【話す内容】より【空気】の問題かもしれません。

GEN(ジェン)が書いたこちらの記事では、
子どもや家族と『本音でつながる空気』をつくるヒントが、体験ベースで語られています。

▶︎ 話しやすい人と言われたのに、子どもと会話が噛み合わないママへ|家族と『本音でつながる空気』のつくり方

伝え方だけじゃない。“話しやすさ”って、こんなところにもあったんだ──
そう感じてもらえると思います。


丁寧すぎて伝わらない/空気を読みすぎる失敗

これもよくあります。
アサーティブに気をつけすぎて、言葉が回りくどくなるんです。

  • 「もしご迷惑でなければ、可能であれば…」
  • 「お手数でなければ、できる範囲で…」

これ、悪くはないんだけど、
“何をお願いされてるのか” がよくわからない状態になります。

あまりに丁寧すぎると、逆に誤解されたり、
「結局、どうしてほしいの?」と混乱させてしまいます。

空気を読むのは大事。
でも、“言うべきことは言う” のがアサーティブの本質です。


アサーティブにこだわるあまり、相手を置き去りにしてしまう

最後の落とし穴は、“正しさの押しつけ” になってしまうこと。

  • 「私はアサーティブに言ってるんだから、受け入れてよ」
  • 「あなたもアサーティブに返してよ」

こんなふうに、“アサーティブ原理主義” になってしまう人がいます。

ぼくも昔、アサーティブを学び始めたころ、
「正しい伝え方さえすれば、相手はわかってくれるはず!」
と信じていました。

でも、それって実は “相手をコントロールしようとする” 行為なんです。

アサーティブは、あくまで “対話のための道具”

大事なのは、相手とどう関係を築くか
伝え方そのものに縛られすぎないことも、実は大事なんです。

GEN(ジェン)ってどんな人?|コミュ術を届ける大道芸人として

この記事を書いている GEN(ジェン) は、
大道芸歴26年 の現役パフォーマーです。

全国のフェスティバルやイベントに出演しながら、
現在は 「宇都宮動物園 大道芸イベント」 の主催・運営も手がけています。


かつてのぼくは、人との伝え方が本当に下手でした。
言いたいことを我慢して、
それでも伝わらないとイライラして──
気づいたら、大切な人とすれ違ってばかり。

そんな自分を変えたくて、
コミュニケーション術を本気で学びはじめたのがきっかけでした。


大道芸って、
その場の空気や相手の反応に “伝え方” を合わせる力が求められます。

一言で笑いが生まれることもあれば、
言い方ひとつで空気が凍ることもある。

だからこそ、「どう伝えるか」が大事なんです。


ぼくはこれまで、
伝え方ひとつで人との関係が変わる瞬間を何度も見てきました。

家族が笑顔になる瞬間。
職場の空気がゆるむ瞬間。
観客が心を開いてくれる瞬間。

そんな奇跡のような場面を、あなたにも届けたいと思っています。


このブログでは、
大道芸人GEN(ジェン)としての体験と実践をもとに
“人と仲良くなるための技術” をやさしく丁寧に届けていきます。

もし興味があれば、
「宇都宮動物園 大道芸イベント」 の現場にも遊びにきてくださいね。

👉 宇都宮動物園 大道芸イベント 公式ページはこちら

GENの体験談|“伝え方” で人間関係を悪化させた頃のぼく

ここまでは、アサーティブ コミュニケーションの大切さや、
よくある落とし穴についてお話ししてきました。

でもね、ぼく自身──
伝え方を間違えて、何度も人間関係を壊しかけたことがあります。

今だからこそ話せるけど、当時はまったく気づけていなかった。
ここでは、ぼくが体験した “伝え方の失敗談” を、正直にお話しします。


恋人に本音を言えず、距離ができた話

昔付き合っていた彼女に、本音をうまく言えなかった時期がありました。

彼女は気配りができるタイプで、
何でも察してくれる、やさしい人だったんです。

だからぼくも、「自分のことばっかり言っちゃいけないな」って思って、
つい遠慮することが増えていきました。

  • 疲れていても「大丈夫」って言う
  • 本当は会いたくない日も「大丈夫だよ」って言う

優しさのつもりだったけど、
それって、ただの “我慢” だったんですよね

ある日、彼女にこう言われました。

「GENくんは何を考えてるか、わからない」

その瞬間、ハッとしました。

気をつかってるつもりが、
“壁” を作ってしまっていたんだって。

結局、心の距離は埋まらず、
その恋は静かに終わってしまいました。

あのとき、ちゃんと気持ちを伝える勇気があれば、
もっと違う未来があったかもしれません。


仲間やスタッフとのすれ違いが起きた舞台裏

大道芸を長くやっていると、
1カ月間の舞台出演なんて機会もあります。

ぼくが20代後半のころ、とある舞台で
スタッフさんとの連携がうまくいかなかったことがありました。

照明・音響・進行など、舞台には多くの人が関わっています。

あるとき、音響のスタッフさんに言われたんです。

「GENさん、もっと早めに段取りを教えてもらえると助かります」

でもそのときのぼくは、こう思ってしまった。

「そんなの見ればわかるでしょ」
「プロなんだから、察してよ」

そう、ぼくは完全に “察してもらえる前提” で動いていたんです。

でもそれって、ただの独りよがり。

後から考えたら、
「ここで音楽入れてください」って一言伝えるだけでよかった。

結局は、自分が伝えてなかっただけだったんです

終演後に謝って、関係はなんとか修復できましたが──
あのときの反省は、今でもずっと心に残っています。


「言ってないのに、わかってほしい」は甘えだった

昔のぼくは、「言わなくても伝わるのが、やさしさ」だと思っていました。

でも今なら、はっきりわかります。

本当にやさしい人って、気持ちを “言葉にしてくれる人” なんです。

なぜかって?

何も言わずに黙っていたら、相手は不安になります。

  • 気をつかってるのか
  • 怒ってるのか
  • ただ疲れているのか

それすら、わからない。

だから、伝えないことがやさしさだとは限らないんです

むしろ、ちゃんと伝えることで、
相手は安心し、関係も深まっていきます。

「言ってないのに、わかってほしい」っていうのは、甘えだった。

今のぼくはそう思っています。

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読んで「試してみたい」と感じたあなたへ。
ぼくの公式LINEでは、家庭・職場・子育てに効く伝え方のヒントを毎日18時にお届けしています。

正しいアサーティブの考え方に戻ろう

ここまで読んできて、
「じゃあ、どうすればアサーティブに伝えられるの?」
と感じている方もいるかもしれません。

安心してください。

アサーティブは、一部の人だけができる特殊スキルではありません。

“伝え方のクセ” に気づいて、正しい考え方に戻るだけ。
それだけで、今日から少しずつ人間関係は変わっていきます。

この章では、ぼくが大切にしている
“アサーティブの3つの原則” をお伝えします。


伝え方は「スキル」であり「責任」

まず知っておいてほしいのが、
「伝え方はセンスではなく、練習で身につくもの」ということ。

ぼく自身も、最初は伝えるのが苦手でした。

でも、現場で何度も失敗して、少しずつ覚えていったんです。

「気をつかってるのに伝わらない…」
「なんで怒らせてしまったんだろう…」

そう悩んだとき、ある先輩に言われたんです。

「伝えるってのは “責任” だよ」

そのとき、胸にズシンときました。

たしかに──
言わなかったことで関係が悪くなるのは、相手のせいじゃない。

ちゃんと伝えなかった “自分の選択” でもあるんです。

アサーティブは、「伝え方を選べる力」
ぼくたちは、その選択をいつでもやり直せるんです。


“伝える前に聴く” が、実は最強

ここは盲点になりやすいんですが、
アサーティブって「伝える技術」だけじゃないんです。

本当にうまく伝えたいなら──
まずは、相手の話をちゃんと聴くことが最優先。

これは、大道芸でも同じ。

観客がどんな空気か、どこで笑っているか、
“相手を感じ取る力” がないと、いいショーは作れません。

コミュニケーションも一緒です。

相手が何に困ってるのか
どういう言葉なら受け取りやすいか

ちゃんと聴いてから伝えると、届き方がまったく違うんです。

アサーティブのゴールは、“勝つこと” じゃない。

“分かり合うこと”
そのためには、「聴くことから始める」のが一番の近道です。


非言語コミュニケーションが9割を決める理由

ぼくが大道芸で一番大事にしているのが、
“言葉になっていない部分” です。

たとえば──

  • 表情
  • 声のトーン
  • 身振り手振り
  • 間(ま)やタイミング

これって全部、“非言語コミュニケーション” なんですよね。

じつは、心理学の研究では、
人が相手から受け取る印象の9割が非言語って言われています。

だから、いくら丁寧な言葉を使っても、
顔が怖かったら、台無しなんです。

逆に、言葉はちょっと不器用でも、
表情がやさしくて、声があたたかければ、ちゃんと伝わります。

アサーティブにおいても、
“何を言うか” と同じくらい “どう言うか” が重要

ぼくたちが普段やってる「言葉にならない会話」にこそ、
信頼を生むヒントが隠れてるんです。

ターゲット別|そのまま使えるアサーティブな言い換え例

ここからは、実際に使える “言い換えフレーズ” を紹介していきます。

「分かった。でも、どう言えばいいの?」

そう感じている人のために、今日からそのまま使える例を用意しました。

今回は、よくある3つの場面別にお届けします。

★ 子どもにイライラしたとき

★ パートナーに不満がたまったとき

★ 職場で上司・部下とのやり取りに困ったとき

どれも、ぼくが実際に試して効果があった伝え方です。

【子ども向け】「また!」「いい加減にして」の代わりは?

子育てでよくあるのが、

「何度言っても聞かない…!」という場面。

つい「また?」とか「いい加減にしてよ」と怒ってしまいがちですが、

これだと子どもは “責められた” と感じて反発しやすくなります

そんなときは、“状況” と “気持ち” を具体的に伝えるのがポイント。

よくあるNGワード:

★ 「また散らかして!」

★ 「何回言ったらわかるの?」

アサーティブな言い換え:

★ 「リビングにおもちゃがあると、みんなが歩きにくくなるから片づけてくれる?」

★ 「片づけてくれると助かるよ。お母さん、今ちょっと疲れてて」

命令や否定じゃなく、お願いベースで伝えると

子どもは “責められてない” と感じて、動きやすくなるんです。

【パートナー向け】「ちゃんとしてよ」→どう言えばいい?

夫婦関係で多いのが、「言っても動いてくれない…」という悩み。

そのフラストレーション、よくわかります。

でも、「ちゃんとしてよ」「なんでやってないの?」は、

相手を “攻撃された” と感じさせてしまいます。

よくあるNGワード:

★ 「だから言ったじゃん」

★ 「やるって言ったよね?」

アサーティブな言い換え:

★ 「○時までにゴミ出ししてもらえると、ほんとに助かるな」

★ 「言ってくれたらうれしかったな。その分わたしも手伝えるし」

ここで大事なのは、

相手を責めずに、自分の望みや気持ちを “主語” にすること。

「どうしてくれたらうれしいか」を伝えることで、

パートナーは “責められてない” と受けとりやすくなります。

【職場向け】上司や部下に伝える “角が立たない言い回し”

仕事の現場って、

どうしても感情を出しづらいですよね。

でも、アサーティブは “遠慮する” ことじゃありません。

「敬意を持って、意見を伝える技術」なんです。

よくあるNGワード(部下に):

★ 「まだ終わってないの?」

★ 「なんでミスしたの?」

アサーティブな言い換え(部下に):

★ 「今の進み具合、どんな感じ?」

★ 「この前の件、次に活かすために一緒に見直してみようか」

よくあるNGワード(上司に):

★ 「それ、無理です」

★ 「意味がわかりません」

アサーティブな言い換え(上司に):

「この部分だけ、もう少し時間をもらえたら助かります」

★ 「すみません、ここだけ確認させてください」

立場が違っても、伝え方次第で印象はまったく変わります。

“誠実に伝える勇気” がある人は、信頼される

それが、アサーティブな人の共通点です。


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やりがちなNGワードと、その言い換えリスト

ここでは、日常でつい口にしがちな “キツく聞こえる言葉” を、
アサーティブな言い換えにするための具体例を紹介します。

「言い方を変えるだけで、こんなに印象が違うの?」
と思うかもしれませんが──ほんとに違うんです。

ぼくも何度も試してきて、反応がまったく変わるのを実感してきました。


「なんでわからないの?」

これは言われた瞬間、相手は責められていると感じやすい言葉です。

本人にとっては質問のつもりでも、
聞かれた側には “自分を否定された” と伝わってしまうことが多いんです。

アサーティブな言い換え:

  • 「〇〇されると、ぼくは困るな」
  • 「〇〇の部分がわかりづらかったかもしれない。もう一度だけ確認させて」

“なぜ” を使わずに、自分の困りごととして伝えると
相手は防御的にならず、ちゃんと話を聞いてくれるようになります。


「どうせ無理」

自分を守るために言ってしまいがちですが、
これは “あきらめグセ” を強化してしまう危険ワードです。

アサーティブな言い換え:

  • 「〇〇してもらえると、すごく助かる」
  • 「一緒にやってみてもいい?」

“期待してない” というメッセージをやめて、 “助けを求める言葉” に変えると、空気がやわらかくなります。


「またそれ?」

これは、相手の行動を否定するトーンとして伝わりやすく、
関係をギクシャクさせやすいNGワードです。

アサーティブな言い換え:

  • 「ちょっと気になってたんだけど…」
  • 「その話、もう一度聞かせてもらってもいい?」

“ジャッジ” じゃなく、“関心” として伝えると
相手も自然とオープンになってくれます。


アサーティブって、
特別なスキルじゃありません。

“言い換える” だけで、関係がやさしくなる
ぼくが26年間、大道芸の現場で試してきて感じたことです。

アサーティブな人に共通する3つの特徴

アサーティブな人って、
どんな共通点があると思いますか?

実は、特別な性格でも才能でもありません。

ぼくが26年の芸歴の中で出会ってきた
「この人、話してて心地いいな」と思える人たちには、
ある3つの共通点があったんです。


自分の気持ちを正直に伝える

アサーティブな人は、
「いやです」「できません」をちゃんと口にできる人です。

でもそれは、相手を否定してるわけじゃない。

自分を守るためでもあるし、
「信頼してるからこそ、正直に言う」という姿勢なんですよね。

たとえば、こういう感じです。

  • 「それはちょっと苦手なので、別の形で手伝わせてもらえますか?」
  • 「今は難しいですが、○日なら調整できます」

断る=冷たいじゃない。
伝える=誠実さなんです。


相手の感情を尊重できる

アサーティブな人は、
自分の意見を持ちつつ、相手の感情にもちゃんと目を向けます。

たとえば、相手が怒っていたら──

  • 「そんな言い方しないで」ではなく、
  • 「怒ってるってことは、何か困ってるのかな」と受けとめる

これは、感情に飲み込まれず、相手の “気持ちの背景” を見ようとする姿勢

大道芸でもそうなんですが、
観客がつまらなそうなとき、ぼくは “スベった” ことよりも、

「今、楽しむ余裕がないのかもな」と想像するようにしてます。

相手の内側にある “理由” に寄り添う人は、自然と信頼されます。


違いを否定せず、共通点を探す

最後の特徴は、これです。

「違い」にフォーカスせず、「共通点」を探す力。

たとえば、意見が合わないとき──

  • 「いや、それは違うよ」と否定するんじゃなくて
  • 「あ、そこは共感できるな」から会話を広げていく

アサーティブな人は、
「分かり合おうとする努力」を諦めません。

  • 好きなものが違っても、
  • 性格が正反対でも、

「一緒にいられる部分」を見つけようとする姿勢があるんです。

それが、関係を長く、あたたかく続ける秘訣だと、ぼくは思っています。

アサーティブを身につける3ステップ

「わかってるけど、うまく言えない…」
「頭では理解できても、いざという時に黙っちゃう…」

そんなあなたへ。

アサーティブは、“一夜漬け” で身につくものではありません。
でも、意識するだけで行動が変わる、そんなステップがあるんです。

ぼく自身がやってきた3つの練習方法を、ここで紹介します。


ステップ1:感情を書き出して “言語化” する

まずは、自分の中にあるモヤモヤをはっきりさせるところから。

  • イライラした
  • 寂しかった
  • 忙しさに余裕がなくなっていた

こんなふうに、「どう感じたか」を言葉にする練習が、すごく大切です。

感情って、頭の中でグルグルしてると整理できません。
でも、紙に書くと自分の本音がはっきりしてくるんです。

“言語化” は、自分と向き合う作業でもあります。

そして何より、
「何が嫌だったのか」を明確にすることで、初めて伝える準備が整うのです。


ステップ2:“伝える目的” を意識してから話す

アサーティブな人は、言う前に “なぜ伝えるのか” を考えています。

  • 怒りたいのか
  • 分かってほしいのか
  • それとも、関係をよくしたいのか

目的がぼやけたままだと、
ただの感情のぶつけ合いになってしまうこともあります。

たとえば、ぼくが昔パートナーに不満をぶつけたとき。
言ったあとに「しまった…これ、ただの八つ当たりだった」と気づいたことがあります。

だからこそ、伝える前に「この話で、どんな結果を得たいのか?」を考える。

それだけで、言葉のトーンも、選ぶ言葉も変わってくるんです。


ステップ3:“沈黙” を味方につける勇気を持つ

最後のステップは、意外かもしれません。

「沈黙」を怖がらないこと。

沈黙って、気まずいイメージがあるかもしれません。

でもね──
言葉を飲み込まず、ちゃんと考えてから話すためには、
一度“間(ま)”を取る勇気が必要なんです。

大道芸でもそうですが、
“間” があるからこそ、言葉や動きに意味が出る。

焦ってすぐ答えようとせず、
いったん「考えさせてください」と言って間を取る。

それって、相手にとっても「あ、この人はちゃんと考えてくれてるんだな」
伝わるんですよね。

沈黙は、避けるものじゃない。
味方につけるものなんです。

トレーニング方法・継続するコツ

アサーティブって、
“一夜漬けで身につくテクニック” ではありません。

でも、ぼくみたいにちょっと不器用でもコツコツ続ければ、ちゃんと身につくスキルです。

ここでは、ぼくが実際にやってきて
「これはよかった」「続けやすかった」と感じた
3つのトレーニング方法を紹介します。


家族や身近な人との会話で練習する

まずはここから。

一番身近な人との日常会話で、
“ちょこっとアサーティブ” を試してみることです。

たとえば…

  • 「今ちょっと気持ちの余裕がないんだ。あとで話せる?」
  • 「洗い物してもらえると助かる。今日はちょっとクタクタで…」

これ、どちらもアサーティブな伝え方です。

「自分の気持ち」を伝えることは、わがままじゃありません。

むしろ、“相手との関係を大事にしたい” っていうサインなんです。

家族ってつい遠慮がなくなりがちですが、
だからこそ、練習にはいちばんぴったりな相手なんですよね。


振り返りノートをつける習慣

ぼくが昔からずっと続けてきたのが、
「言えなかったこと」と「伝えられたこと」をメモに書くこと。

スマホのメモ帳や、紙のノートでもなんでもいいんです。

たとえば…

  • 「イライラして黙っちゃったけど、 “頼りたい” って言いたかった」
  • 「 “○○って言ってもらえてうれしかった” って、ちゃんと伝えられた!」

これ、たった一行でも、
“気づき” を残すだけで次への意識が全然違ってきます。

そして実は──
大道芸の現場でショーをやった日は、毎回この振り返りをしていました。

ショーでの一言、観客との掛け合い、仲間との会話。
「今日はこの言い方、ちょっと強かったかも」
「“ありがとう” が伝わって、相手の笑顔が返ってきたな」

そんなふうに、ショーでの言葉を見直す習慣を繰り返してきたんです。

気づく → 書く → 次に活かす

このサイクルが、
観客との “ことばの距離感” を磨く大きなトレーニングになりました。

大げさなことじゃなくて大丈夫。
1日1行でいいんです。

その一行が、あなたの伝える力を育ててくれます。


公式LINEで毎日18時に届く “7つのステップ” を活用

ぼくの公式LINEでは、
アサーティブだけに特化しているわけじゃありません。

でも、家庭・職場・子育ての悩みに向けて、
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内容は…

  • 大道芸の現場で出会った “人間関係のリアル”
  • 子どもとのすれ違いや、パートナーとのやりとり
  • 上手くいった言葉、しくじった言葉、ぜんぶ含めた “体験ベースの伝え方”

つまり、“日常でアサーティブを実践するためのヒント” が自然に身につく内容です。

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「読むだけで少しラクになる」そんなヒントを、あなたにも届けたい。

ぼくと一緒に、“伝え方” を少しずつ育てていきましょう。

GENが実際に見た|伝え方ひとつで関係が変わった瞬間

大道芸をしていると、
ほんのひとことだけで空気が変わる場面に出会うことがあります。

それは、特別なシーンじゃなくてもいいんです。
何気ない言葉の「えらび方」や「伝え方」が、
相手の心にふっと届くことがあるんです。

ここでは、ぼくが実際に目の前で見た、
言い方ひとつで関係が変わった3つの出来事 をお話しします。


動物園で出会った親子の涙

宇都宮動物園の大道芸イベントでショーをしていたある日。

いちばん前の席に、小さな兄弟とお母さんがならんで座っていました。

弟は 保育園の年中さんくらい
「見えない〜」「やっぱりこっちがいい〜」と、落ちつかずに動きまわっていました。

そのたびに、お兄ちゃんが なにも言わずに立って、自分の場所をゆずってあげていた んです。

弟が動く → お兄ちゃんが後ろへ下がる。
そんなやりとりが何度もくり返されていました。

その時のお母さんは、
「ほら、またゆずってあげなさい。お兄ちゃんなんだから」
と、やさしく声をかけていました。

でも──
お兄ちゃんの顔を見ると、だんだん元気がなくなっていくのが、ぼくには見えていました。

ショーの途中でお客さんとやりとりするタイミングがあったので、
そっとお兄ちゃんに声をかけてみました。

「弟くんのこと、すごく大事にしてくれてるんだね。
でも、お兄ちゃんも本当は、座ってちゃんと見たかったんじゃない?」

そのとき、お兄ちゃんの目にうっすら涙がにじみました。
お母さんもハッとした顔をして、すぐにこう言ったんです。

「……そっか。ずっとガマンしてたんだよね。ごめんね」

そのあとは、兄弟でならんで仲よく座って、
笑顔で最後まで見てくれました。

ふしぎなことに、
あれだけ動いていた弟くんも、急に落ちついて、
じっとショーに見入っていたんです。

“気づかれないガマン” に誰かが気づいてあげるだけで、家族の空気は変わるんです。
そっと気持ちを言葉にすることが、心と心をつなぎなおすきっかけになる。


高齢者施設スタッフの誤解がとけた瞬間

ある高齢者施設でショーをしたときのことです。

開演の少し前、スタッフさんが利用者さんを席まで案内していました。
その方は歩くのがゆっくりで、ショーのスタート時間もせまっていたので、
スタッフさんは少しあせっていたようでした。

「もう始まっちゃうので、急いで行きましょう!」

その声が響いたとき、
利用者さんはびっくりしたように足を止めて、無言で歩きつづけました。

ぼくはそれを見て、ちょっと胸がざわっとしました。

ショーが終わって、ぼくが道具のかたづけをしているとき、
さっきのスタッフさんが、その利用者さんのところへ行ってこう話していました。

「開演に間に合うようにと思ってたんですが、
つい言い方がきつくなってしまいました。
本当は、もっとゆっくりご案内すればよかったなって…すみません。」

すると、利用者さんはふっと笑って、こう答えたんです。

「あなたがいてくれてよかったよ」

ぼくはそのやりとりを見て、思わず手が止まりました。

“ちょっとした言い直し” が、誤解も心の距離もふわっとほぐしてくれる。
言いすぎたときに言いなおせる人は、信頼される人です。


クレーム対応が信頼につながった出来事

とあるイベント会場でのショー。

前の方に座っていた子どもたちが、途中から立ち上がって
元気いっぱいにジャンプしたり、手をふったりし始めました。

その後ろにいたのは、ご年配のご夫婦。

はやくから来ていい場所を取っていたのに、
子どもたちが立ってしまったせいで、ステージがぜんぜん見えなくなってしまったんです。

その様子を見ていたスタッフさんが、少し強い声でこう言いました。

「ねぇ!立たないで!後ろの人が見えないでしょ!」

子どもたちはすぐに座ったけれど、
ご夫婦は無言のまま立ち上がり、顔をしかめたまま会場を出ていこうとしました。

ショーのあと、ぼくがかたづけをしていると、
たまたまそのご夫婦が出口のあたりを通りました。

ぼくはそっと声をかけました。

「せっかく楽しみに来てくださったのに、
ちゃんと見えないままで終わってしまって、ごめんなさい。

でも、文句を言わずに静かに見ていてくれて…
ぼくはそのやさしい気持ちに、とても感謝しています。ありがとうございました。」

すると、ご夫婦は少しおどろいたような顔をして、
そのあと、やわらかい笑顔で「ありがとう」と返してくださいました。

“目に見えないガマン” に気づいて、言葉でよりそうこと。
それが、信頼を生み出す一歩になるんだと、ぼくは感じています。

GENからあなたへ|“伝え方” は人生を変える技術

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

ここでは、大道芸人GEN(ジェン)としてではなく、
一人の人間として、あなたに届けたいことをお話しします。


僕も失敗してきた。だからこそ伝えたい

「言いたいことがうまく伝わらない」
「頑張って伝えたのに、相手が怒った」
「言わなきゃよかったって、後悔することばかり」

…そんなふうに、悩みながら生きてきました。

大道芸を始めたばかりのころ、
“ぼくの言い方” が原因で、仲間との関係がギクシャクしたこともあります。

お客さんの前では笑っていたけど、
心の中では、伝えたいことを我慢してばかりでした。

だからこそ、コミュニケーションについて本気で学び始めたんです。


うまくいかないのは “あなたのせい” じゃなく “言い方のせい” かもしれない

伝わらない理由って、自分の性格や能力じゃないんです。

多くの場合、「伝え方の順番」や「言葉の選び方」にある。

「自分の気持ちに気づいてない」とか
「タイミングを間違えてる」とか。

そういった “ちょっとしたズレ” が、
大切な人との関係を遠ざけてしまうんですよね。

でもそれって、スキルです。
学べるし、練習できる。直せるものなんです。


一歩ずつ、一緒に変えていこう

大道芸のショーだって、
いきなり成功することはありません。

ひとつずつ、反応を見て、工夫して、やり直して、
そうやって完成していきます。

コミュニケーションも同じ。

いきなりうまくいかなくていい。
でも、変わりたいと願って一歩踏み出す人は、ちゃんと変われます。

GEN(ジェン)も、あなたと一緒に歩んでいきたい。
このブログも、LINEも、
あなたの “その一歩” を応援するために書いています。

いつでも頼ってくださいね。

自分も相手も大切にしたいあなたへ|GENのLINEで学べること

「言いたいことをガマンするのは、もうやめたい」
「でも、相手を傷つけるのもイヤなんです…」

そんなふうに思ったことはありませんか?

これは、実際にぼくのLINEに登録してくれた方の声です。
そして、ぼく自身もずっとそう思っていました。

──どうすれば、言いたいことを伝えながらも、
相手の気持ちもちゃんと大切にできるんだろう?

そのヒントが、ぼくの公式LINEには詰まっています。


大道芸の現場は、“瞬間のコミュニケーション” の連続です。
観客の反応に合わせて、言葉を選び、空気を読み、
時には相手の緊張をゆるめ、笑いに変えていく。

そんな現場で鍛えた “伝え方のコツ” や “関係の築き方” を、
毎日、LINEでお届けしています。


たとえば──

  • 子どもにイライラしたとき、どう言えば伝わる?
  • パートナーとのすれ違い、どう受け止めて話せばいい?
  • 職場で感じるモヤモヤを、角を立てずにどう表現する?

これらを、「7つのステップ」として、
毎日よる6時に配信しています。

さらに、登録してくれた方には、
“一緒にいて楽しいと思われるマル秘テクニック” をまとめたPDFもプレゼント中です。


大道芸人GEN(ジェン)として、
26年間、言葉と空気を大事にしてきたからこそ伝えられることがあります。

「言いたい」も、「わかってほしい」も、 どちらかをガマンする時代は終わりにしませんか?

一緒に、自分も相手も大切にできる伝え方を学んでいきましょう。

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