もともと池袋と言えば大道芸が盛んにおこなわれていた町でした。
僕も20年前大道芸を始めた時はよく行ったものです。
今でもたまに大道芸を行っている人は見かけますが、年々規制が厳しくなり、徐々に大道芸をやっている人が減ってきてしまいました。
その反面ヘブンアーティストが出来て、東京芸術劇場が出来て、東京芸術劇場前がヘブンアーティストのポイントとして活動が認められるようになり、『集まれ!みんなの大道芸』が誕生し、ヘブンアーティストの審査会場として、ここ数年は定着してきています。
行政(街?)の方針で大道芸が減って、行政の力で大道芸が新しい形で根付き始めた。そんな印象を持っています。
その現在の大道芸の形を作っていくのに東京芸術劇場がものすごく力を入れてくれています。
その東京芸術劇場が主催している「集まれ!池袋みんなの大道芸」は毎年春と秋に行われています。
僕も様々な作品で参加させて頂きました。
『GちょこMarble』『GEN(ジェン)』『GEN(ジェン)と森田智博』『GEN(ジェン)とたいち』『ハッピーメリーサーカス』そして今回は『アルジェントさーかす』で参加しました。
ここは、池袋というガヤガヤした騒がしい街に、東京芸術劇場とその隣にある池袋西口公園の二つが存在感を示すホッと一息つける。そんな空間なのですが、その西口公園が現在屋外劇場を作るための工事の真っ最中。
3週連続であった今回のイベントもその影響をもろに受けていました。
僕たちは最後の週に出演した為、比較的広くスペースをとることが出来たのですが、その前に行った時は、工事スペースに場所を取られ、ものすごく厳しい環境でのパフォーマンスとなっていたそうです。
僕たちが行った時は、芸劇の横が使えたので、スペースこそは広く取れたのですが、公園の動線は完全にふさがれていて、人が行きかう歩道からはかなり奥まった場所で行う形になってしまいました。
屋外劇場は11月オープン予定となっていたのですが、工事が台風の影響で大幅に遅れていたそうです。
こんなところにも台風の影響が(´;ω;`)ウゥゥ
お客さんは劇場に来たお客さんと、大道芸ファンの方たちがほとんどで、一般の方は人が集まってからじゃないと近づいてこない。
そして工事の音がうるさい( TДT)そんな感じでした。
例年だと大道芸ファンの人たちがもっと来ているイメージがあったのですが、今回は少ない。
それもそのはず!アジアで一番大きな大道芸フェスティバル『大道芸ワールドカップin静岡』と思い切り日にちが重なっているので、多くの方がそちらに流れているのです。
そんな環境の中大道芸イベントがスタートしました。
それでも今回来ていた海外からのスペシャルゲストの 『Julot(ジュロ)』(フランス) と 『THECHIPOLATAS(チポラタス)』(イギリス) は流石でした!
終わるころにはしっかりと人を集めてました。
そこはまさに屋外の劇場!
存在感の大きさ、雰囲気の作り方、芸どれをとっても最高♪
「これ、工事が終わっていたら、凄いことになっていたんじゃないか?」と思えてしまうほどです。
『アルジェントさーかす』はどうだったかというと、この海外アーティストと比べてしまうと「まだまだだなぁ!」と思ってしまいました( ノД`)シクシク…
『GちょこMarble』をやっていた時なら世界観を「この二組に負けないように頑張ろう!」と思っていたかもしれません。
だけど、今回思ったのは・・・
この二組に負けない『アルジェントさーかす』ならではの武器を作ろう!
という事でした。
その武器がなんとなく見え隠れしてきました。
それは技術とかそういうものではなく、おそらく一生かけて育てていかないといけないもの。
先は長そうですが、それが見えてきただけでも今回は大きな収穫があったと思っています。
厳しい現場の方が今後成長していくためのヒントがある。
それを乗り越えられれば大きな成長を遂げることが出来る。
そう思っています。
あ!念のため言っておきますが、お客さんからは、「面白かった」「楽しかった」などのコメントもいただいてますし、今回のショーを見てパフォーマンスも一件決まったので、決して悪いショーをしたわけではないと思います。
何より楽しかったし♪
だけど、 『Julot(ジュロ)』や『THECHIPOLATAS(チポラタス)』と比べると・・・というところですね(;^_^A
やはりレベルの高いパフォーマーと同じ現場でやるという事はものすごく大切なことなんだとつくづく 思いました。
『アルジェントさーかす』を始めて2年まだまだ成長できる。と思えた現場でした♪
今回お客様に取って頂いた写真です♪
写真にはコメントも付けてあるので、見てみて下さい(^-^)/
このイベントの写真や動画を持っている方は是非ご連絡ください。
GEN(ジェン)
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