パフォーマンスを行っているものやパフォーマンスが好きな人にはおなじみのクラウン(道化師)。
だけど一般の人にはなかなかその言葉が浸透していきません。
そこには日本独特の呼び方ピエロというものがあるから、と言う事もあるのですが、どうやらそれだけが原因ではなさそうです。
クラウンと検索してみると、車のクラウンばかり出てきて道化師のクラウンにたどり着かない。
これがクラウン(道化師)が日本でなかなか浸透していかない理由ではないでしょうか?
クラウン(道化師)という言葉を日本に定着させるための方法を考えてみたいと思います。
クラウンとは
クラウンとは、道化師のことです。
サーカスでおどけて人々に笑いを与える存在です。
サーカス以外でもイベントや大道芸でパフォーマンスを行うものもいます。
日本ではピエロという名称で広く知れ渡っていますが、ピエロというのは元々は一個人(キャラクター)のことなので、全体を指す場合はクラウンと言います。
ここで言うクラウンとは、ト●タの車ではありません。
ト●タのクラウンは王冠という意味から名前を取った高級車です。
道化師のクラウンには王冠という意味はありません。
但し、偽物の王冠という意味で名づけられ始めたのではないかという説はあります。
王冠のクラウンは英語で書くとCROWN
道化師のクラウンは英語で書くとCLOWN
一文字違いですが、別の単語です。
情報社会と言われる現代で情報に出てこないクラウン
クラウンをGoogleで検索してみた。
16ページほど検索結果が出てきました。
ですが、そのほとんどが車のクラウンについての記事でした。
それ以外にはクラウンと言う言葉についての記事が数個
会社名や施設名など、クラウンという名が付く団体に関するページが数個
では、道化師のクラウンについての記事は無いのでしょうか?
7ページ目にありました。
プレジャーB(名古屋のクラウンのカンパニー)に関するページがありました♪
これから出てくるかな?と思ってページをめくっていったのですが、ついに最後まで出てきませんでした(;▽;)
それだけト●タが凄いということですね!
むしろその中で頑張っているプレジャーBを褒めるべきですかね?
これだとせっかくクラウンと言う名前を聞いて検索した人も出てこなくて、すぐに忘れちゃいますね(;▽;)
ピエロをGoogleで検索してみた。
クラウンで検索しても出てこないとなると、恐らくはピエロで検索する人は多いのではないでしょうか?
今度は出てきました!
ところが・・・
商品・販売品が多くて、次に多いのがブロガーによるピエロ恐怖症関係の記事がほとんどです。
要するにちゃんとしたパフォーマーの意見が全くと言っていいほど入ってこないのです。
クラウンとして活動していくのに邪魔な知識が一般人に入って行ってしまいます。
ピエロという検索ワードでもプロのパフォーマーがちゃんと書いた記事が出てくるようにならないと、クラウン=ピエロと考えてしまう一般の人には、間違った悪いイメージが広がっていってしまうかもしれないですね。
道化師をGoogleで検索してみた。
一ページ目で静岡大道芸ワールドカップの市民クラウンで講師を行っている白井さんに関する記事が出てきましたが、後は物品販売・ゲーム・舞台・映画などの情報が出てくるだけでパフォーマーの記事やクラウンを見た人の記事が出てこないです(´;ω;`)ウゥゥ
クラウンで情報発信してる人はいないの?
クラウンを行っている人やクラウンが好きな人たちは情報発信していないのでしょうか?
そんなことはありません。
いま日本にはものすごい数のクラウンが存在し、ブログを行っている人たちも沢山います。
恐らくは皆さん『クラウン』と書いて情報発信しているため、それよりもはるかに情報が多い車のクラウンの情報に負けてネット検索で出てこないというのが現状ではないでしょうか?
クラウン(ピエロ)をどうやったら検索できるの?
では、どうやったらクラウンの情報をインターネットで探す事が出来るのでしょうか?
『クラウンアルくん』など、クラウン○○と個人名を入れればもちろん出てきます。
個人名やイベント名を入れれば検索することはできます。
ですが、日本国民のほとんどの人はそんなことは知らずに検索してしまうため、クラウンのことを調べてみようと思っても、すぐに行き詰ってしまうことでしょう。
今現在あまり詳しくない一般の人がクラウンのことを調べるのはものすごく難しいのが現状です。
特定の個人を検索するか大道芸関係からクラウンに関することを探すか、イベント会社のホームページからクラウンのことを調べるという形をとるしか、クラウンに関することを調べられないのです。
【重要】クラウンのことを記事にするときどうしたらいいの?
クラウンの活動をしてる人がブログを書いたり、ホームページを作ったり・・・
ファンの人や見た!という人がブログを書いたり・・・
クラウンの団体や教室を行ってる人たちがホームページを作ったり・・・
せっかく情報発信をしても読む人がいないと意味がありません。
検索に引っかからないと読む人は極端に減ってしまうのです。
でも、クラウンで記事を上げても車の圧倒的な情報量にかき消されてしまいます。
おすすめの方法としては、
- クラウンというキーワード以外で検索に引っかかるようにする。
- ピエロ・道化師
これ等のキーワードを使って情報発信する。 - クラウンに続くセカンドキーワードを使って情報発信する。
ピエロ・道化師・大道芸・パフォーマンス・パフォーマー・イベントなど。
それぞれの検索ボリュームを調べてみました。
検索ボリュームとは、そのキーワードが一か月間で何人くらい検索しているのか?というデーターです。
- ピエロ 49500
- 道化師 6600
- クラウン ピエロ 1000
- クラウン 道化師 260
- クラウン 大道芸 30
- クラウン イベント 40 (車関係のイベントを調べる人が多い)
- クラウン パフォーマンス 40
- クラウン パフォーマー 10
- ピエロ クラウン 720
- ピエロ 道化師 50
- ピエロ 大道芸 30
- ピエロ イベント 10
- ピエロ パフォーマンス 20
- ピエロ パフォーマー 0
- 道化師 ピエロ 90
- 道化師 大道芸 0
- 道化師 イベント 0
- 道化師 パフォーマンス 0
- 道化師 パフォーマー 0
この結果から見ても、ピエロというキーワードを使わないで検索に引っ掛けようとするとかなり頑張らないと行けない事が分かります。
道化師が意外と行けそうに見えますが、サブキーワードの大道芸・イベント・パフォーマンス・パフォーマーの所のボリュームが0という所を見る限り、映画、舞台、本、ゲーム辺りで検索する人がほとんどで、ショーを行う道化師について検索してる人はいないと考えて良いかと思います。
なぜプロのパフォーマーはピエロというキーワードを使わないの?
これは、クラウンを行うパフォーマーのこだわりだと思います。
僕がクラウンを行っていた19年くらい前は・・・
僕はピエロじゃない!クラウンだ!と、プロならば言うものだ。と言われてきました。
ところが、それがプロだから!という理由だけで、その違いを明確に答えられる人はあまりいませんでした。
そんな中答えられる人は、ピエロはクラウンの中の1キャラクターだから、ピエロをやりたいなら涙を描きなさい。というものでした。
要するに演劇のロミオとジュリエットならばロミオ役をしっかりやりなさい。
ということですね。
こういった事から・・・僕はピエロじゃ無いよ!クラウンだよ!!
と言ってる人が多いのです。
一般人の考え方
これはズバリ クラウン=ピエロ=道化師です。
そのイメージの強い順番としては、
ピエロ>道化師>クラウンです。
これはテレビや映画や本などの全てのメディアでクラウンの事をピエロと言っているという現実がある為です。
海外映画で、せっかくクラウンという言葉が出てきても、翻訳でピエロに直されてしまいます。
こういった理由からクラウンの言葉が浸透せずにピエロとして広がってしまってるのす。
クラウンのことを広く知ってもらうためにはどうしたらいいの?
① ピエロに関する情報発信を行う。
プロのパフォーマーがピエロに関する情報発信を行っていくべきだと僕は考えます。
一人一人がクラウンとピエロの違いを認識したうえで、ピエロの記事を増やして、その中でクラウンのことをお話しする。
入り口をピエロにしていく事が一番良いと思います。
② 道化師に関する情報発信を行う。
一般の人がパッと道化師という言葉にたどり着くかどうかというと、ちょっと難しいかもしれませんが、やっとたどり着いたのにパフォーマンスに関することが見つけられないよりは見つけられるように道化師に関する情報をもっと増やした方がいいと思います。
③ 車のクラウンに負けないくらいクラウンに関する情報を発信し続ける。
これは現実的には相当難しいと思います。
- ト●タという大会社に勝つくらいの個人になる。
団体であればまだ可能性はありますが、今現在それが成功しているプレジャーBであっても7ページ目まで出てこないことを考えると、検索で1ページ目に持ってくることは相当難しいと思います。
(1ページ目以外はほとんどみられることはないと思っていい。という考え方がSEOでは一般的です。)
※SEOとは 検索エンジンに向けてWebサイトを最適な状態に近づけること(検索エンジン最適化) を意味します。 - クラウン(車)のファンに勝つくらいのクラウン(道化師)のファンを作る。
それでもいずれは何とかしたい問題ではあるため、クラウンとしての情報発信は必要ではありますが、優先順位は3番目と言うことになってしまいますね(;^ω^)
追伸
この記事を書こうと思ってから書き上げるまで1週間くらいかかってしまいました。
それでも何度読み返してみてもしっくりこない(;▽;)
わかりづらい(´;ω;`)ウゥゥ
それくらい難しい問題なのだと思います。
誰かわかりやすく書き直してほしいくらいです。オネガイ(-人-;)(;-人-)オネガイ
でも何とかしないといけない問題だと思ったので、記事としてはわかりづらくてもいいからとりあえず上げてしまうことにしました。
これはみんなで考えて、みんなで努力していかないといけないことだと思ったからです。
クラウンのことを知ってもらうためにも僕は今後もクラウンについて情報発信を続けていきますが、少しでも多くの人が賛同してくれて情報発信を行ってくれることを祈っています。
この記事を書いているGEN(ジェン)について
芸歴20年を超える大道芸人GEN(ジェン)と申します。
僕のパフォーマンスはクラウンから始まったといっても間違いではありません。
日本のクラウンはもちろん海外アーティストのクラウンワークショップなどにも積極的に出て、クラウンとしての活動を行っていました。
今現在はクラウンの格好を行うことは殆どありませんが、気持ちは常にクラウン。
そして、『アルジェントさーかす』や『ハッピーメリーサーカス』という僕が活動している団体でクラウンと一緒にショーを作っています。
インターネット上では、クラウン・大道芸・パフォーマンスをもっとメジャーな娯楽にするために情報発信を行っています。
GEN(ジェン)
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