1本で作れる簡単なバルーンアートの象の作り方を徹底解説します。
初心者でも作れる簡単な作品です。
動物好きの子供達に大人気の作品です。
鼻が曲がっていて鼻の穴が空いているのが特徴でGEN(ジェン)が考えたオリジナルです。
現在では広く一般的に知れ渡っている作品です。
この作品はバルーンアート図鑑(一本もの)に掲載されている作品です。
バルーンアート象の作り方
作り方手順
象は1本の風船で作れるバルーンアートで大人気な動物です。
その手順を見てみましょう。
風船はしっぽが中指の先から親指位残る位膨らまします。
鼻はチューリップツイストの変形です。
チューリップツイストについて知りたい方はこちらをご覧ください。
一度に沢山押し込むと指が抜けなくなるので少しづつ押し込んでつまんで押し込んでつまんでを繰り返します。
1回めは爪の半分位押し込みます。
赤く書いた線は内側に入った風船を書いたイメージ画です。
2回目は指の第1関節くらいまで押し込みます。
つまむのは内側に入った結び口をつまみます。
3回目は指の第2関節まで押し込んで結び口をつまみます。
回数を重ねる毎に中に入った風船が長くなっていく為、指を奥まで入れても指が抜けないという確率が減っていきます。
4回目は指1本丸々入れる所まで押し込みます。
指を抜くと風船は指1本分膨らんでいる状態になります。
ここに空気を送り込んで長さを長くます。
空気の送り方は風船のしっぽの部分を押さえてしっぽに空気が行かないようにして押し込みます。
押し込むと鼻の部分が伸びていくのでどれくらい伸ばすか確認しながら押し込んでいきます。
この時つまんでいる結び口辺りを全て押さえてしまうと空気が鼻に送り込まれないので空気の通り道は残してつまむようにします。
空気が通らないほど全て押さえる方が難しいので、普通はあまり深く考えないでいいはずです。
内側の風船が伸びきって来ると鼻が少し曲がった状態になります。
鼻の長さと形が整ったら中の結び口をつまんだまま捻って空気が逃げないようにします。
このままだと鼻が解けてしまうので、結び口を鼻の中に押し込んで今作った結び口が解けにくくします。
しっかりと中に押し込めばこのひねった場所は解けにくくなります。
鼻の形を整えるため、鼻を曲げて癖をつけます。
少しもんだり擦ったりします。
風船の曲げ方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
鼻が曲がった状態になるとこの様な形になります。
次に耳を作ります。
風船のひねる場所はだいたい親指の付け根から人差し指の先くらいまでの長さでひねります。
同じサイズのものをもうひとつ作ってロックツイストして止めてタラコ結びを作ります。
ロックツイストについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
たらこ結びについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
できたタラコ結びを潰してつまみひねりを2つ作る形にします。
つまみひねりについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
象の顔らしくなってきましたね♪
この後鼻の向きを好きな方向に向けます。
鼻の向きを変える時に風船がこすれて割れてしまうことがよくあるので、こすれないようにしっかりと引っ張りながら向きを変えます。
鼻の根元は耳の真ん中に来るように移動するとより象の顔っぽくなります。
残った風船の位置を耳の下に移動します。
この時もこすれないように引っ張りながら行ってください。
首を作ります。
バブルのサイズは指1本半くらいです。
バブルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
前足を作ります。
前足のバブルは残った風船の5分の1くらいです。
だいたい指3本分くらいになります。
右前足と左前足の2つバブルを作ります。
前足の2つのバブルをロックツイストしてたらこ結びを作ります。
胴体・右後ろ脚・左後ろ足・しっぽのバブルを作ります。
胴体・右後ろ脚・左後ろ足のバブルは残った風船の3分の1程度、だいたい指3本分くらいになります。
しっぽの空気が無くなってしまう人は、前足・胴体・後ろ足のバブルがパンパンにならないように空気を送って作るとしっぽの分の空気が残ります。
後ろ足2本をロックツイストしてたらこ結びを作ります。
全体の向きを整えたら象の完成です。
前から見るとこんな感じになります。
この象の誕生秘話
この象の作り方が生まれたのは21年前です。
当時はまだまだインターネットでいろんな情報がなかった時代でした。
バルーンアートを勉強しようとしたら、本を買って覚えるか、作ってる人を見て覚えるか、お願いして教えてもらうかくらいしかありませんでした。
その頃の象と言えばこのような形の物しかありませんでした。
この花の形が好きではなく、試行錯誤した結果今の形にたどり着きました。
当時はチューリップツイストも長くする方法がなかったため、チューリップツイストを長くするところからの研究でした。
もしかしたらすでにこの技術はあったのかもしれませんが、インターネット社会ではなかったため、僕の情報網の中にはなかったのです。
この象の形はすぐに人気になり、いろんな人が真似するようになりました。
数年たってこの象の形がバルーンアートの本に載っていた時はうれしかったですね♪
今ではいろんなインターネットサイトで見つける事が出来ます。自分が考えた作品が世に出回るのはかなりうれしい事です♪
この記事の著者『大道芸人GEN(ジェン)』が使っている風船です。このブログを書いた人
大道芸人GEN(ジェン)
1999年にバルーンと出会い、表参道で露天商として風船やを始める。
多くの客に来てほしくてちょっとしたバルーンパフォーマンスやネタ、などを披露しながら人気を出していく。
もっと多くの人が集めたくて大道芸を勉強し、パントマイムスクールへ通うようになる。
初めて見た大道芸は新宿歩行者天国でMr.かずきを見る。
一輪車の上でリンゴと鎌のようなものをジャグリングしながらリンゴを食べていたので、まず間違いないと思う。
その後平日も風船売りができるということで吉祥寺に部屋を借りる。
この部屋は終電を逃した露天市やストリートミュージシャンのたまり場となっていた。
吉祥寺で露天商をやっていた時によくFunny Bonesのけーぼー(当時はソロ)が大道芸をしに来ていた。
けーぼーにそこまでできるんだったらショーにしたほうが良いよ!と言われてその気になったのがきっかけでショー構成を考えて大道芸として活動を始める。
現在はサーカス芸をコメディーで見せる大道芸人としてだけではなく、アルジェントさーかす(大道芸ユニット)やハッピーめりサーカス(サーカスショー)など、サーカスをテーマにしたパフォーマンスを行っている。
ブログ、Twitter、ツイキャス、YouTubeなどで大道芸をもっとメジャーな娯楽にするための情報発信も行っている。
大道芸人GEN(ジェン)についてはこちら
アルジェントさーかすについてはこちら
ハッピーメリーサーカスについてはこちら
GEN(ジェン)が書いたバルーンアートのブログはこちらにまとめてあります。
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