人は成功する人に憧れを持ちます。
失敗したくない。失敗しないように。
そう思うあまり成功する人の事ばかり見るようになります。
ですが、失敗する人の事例にこそ失敗するしないためのヒントが多く隠されている事が多いのです。
失敗した人のことを見て、なぜ失敗したのか?なぜ上手く行かなかったのか?こういった事を知る事が失敗しない為の方法ですし、失敗した時のリカバリー方法を蓄積する事にもなります。
そして失敗にこそドラマかあって人を引きつける魅力あるものなのです。
人の失敗を沢山知り、対策を考え、リカバリー能力を高めておけば自分は失敗を恐れることなく挑戦して行くことができます。
そして失敗したドラマこそ人々の興味をそそり、人を引き付けていく魅力となっていくのです。
人々が憧れる成功者とは?
成功者には色んな人がいます。
スポーツ選手、事業家、タレントなどなど、こういった人達に憧れて夢見る人は大勢居ると思います。
夢を抱くことは凄くいいことです。
そしてその人がたどった道を辿ることができると思う人は同じ道を辿れるかもしれません。
ですが、世の中にはすごすぎてとても真似できるようには思えない。
とか、
実際は違うかもしれないけど、運が良かっただけじゃないのか?
と思い、その人が努力して、大切にしていた事が理解できないと思う人がほとんどだと思います。
そういった人は憧れの存在として成功者を見ることはいいと思いますが、その憧れの人だけを見て進んでいくのはちょっと危険では無いでしょうか?
どうやればその人のようになれるのか?それが見えてないって事は何を努力したらいいのかわからずに進んでいくという事です。
では、どうしたら良いのでしょうか?
失敗する人にこそフォーカスせよ!
世の中には志を同じくしていながら失敗している人達が大勢います。
成功者の方が少ないのですから、当たり前です。
そういった人達がなぜ失敗したのか?
なぜ志し半ばで断念しないと行けなかったのか?
こういった事を多く見て、聞いて、知っておく必要があるのです。
失敗した人達がなぜ失敗したのか?
将来有望だと思われていたスポーツ選手がなぜ途中で消えていったのか?
これらのことを知り、対策を立てることによってあなた自身が失敗する可能性を減らすことができるのです。
また他人の事をよく見ている人はその人のやり方に何かを足すことによって、成功者への道を1本進む事ができます。
成功するよりもリカバリー能力が高い人を目指せ!
失敗や挫折を一切しないで成功のみを収めてる人は僕が知る限り居ません。
もっとも、まだ若くてまだ挫折を味わったことがない人は居ますけど( ̄▽ ̄;)
僕が知る限り成功者と言われている人のほとんど全てが何かしら失敗や挫折を乗り越えて来ています。
成功者と失敗者では何が違うのかと言うと、失敗や挫折をどの様に乗り越えてきたのか?
ここが違うのです。
失敗した時、腐ってしまうのか?
失敗は財産だ!と、乗り越え方を研究して乗り越えて行ったのか?
諦めて違う道を目指したのか?
人によって様々ですが、後ろ向きになるのか?前向きになるのか?ここが大きな違いなのです。
腐ってしまう人は、そのままでは先が無いので気持ちを切り替えて対策を立てた上でもう一度挑戦するのか?
違う道を目指すのか?決めなくては行けません。
前向きにさえなっていれば失敗は人生の財産へと変わっていくはずです。
失敗して、解決策を考えて再チャレンジする。
この繰り返しによって失敗する事が人生の財産へと変わっていくのです。
ですが失敗は何も自分自身で起こす必要も無いのです。
過去の先輩方の失敗や挫折、そしてそれらをどう乗り越えてきたのか?
世の中にはこういったエピソードが沢山あります。
本の中に、映画の中に、ドキュメンタリーの中にそういったものが沢山あります。
そしてそれよりもあなたの周りに居るたくさんの人々が、それぞれ必ず失敗した経験を持っているはずです。
失敗した経験の無い人は居ないのですから。
そういった人達に耳を傾け、話を聞き、どうやって乗り越えて来たのか?
こういった話しを聞くことも自分の財産へと変わっていくはずです。
仮にその人が乗り越えられなかったとしたら、自分ならどうやって乗り越えるべきなのか?を考える事も大切です。
そうする事によって失敗する確率を減らす事もできますし、失敗した時のリカバリー能力を高める事にもなります。
これこそが人生の財産なのです。
悲劇は最高の喜劇である!
チャールズ・チャップリンの有名な言葉です。
日本にも人の不幸は蜜の味という言葉がありますよね。
人が上手く行かなかった事はこれらの言葉からもわかるようにドラマになるのです。
映画やドラマや小説などでも必ずと言って良いほど失敗や挫折が入ってきます。
乗り越えられたハッピーエンド
乗り越えられなかったバッドエンド
結末はそれぞれですが、人を惹きつけるドラマには必ず障害がついてまわります。
人は人間ドラマに引かれるのです。
という事は、自分が行ってきた失敗を隠してかっこいい成功者を演じるよりも、失敗談を面白おかしく笑い飛ばしながら話す人の方が人は着いて来るという事なのです。
この時重く語る人がいますが、これは返って逆効果です( ̄▽ ̄;)
あくまで軽く、笑い話をする位のつもりで話さないと、ただ煙たがられて終わってしまうので、注意しましょう。
まとめ
成功者を憧れの存在として目標にする事は良いことです。
失敗した人にこそフォーカスし、なぜ失敗したのか?どうすれば乗り越えられたのかを考える事が人生の財産へとなっていく。
失敗した事は人を惹きつけるドラマであるため、自分の失敗談を隠さずに笑い話として話して言った方が人は着いて来る。
こういったことを書きました。
成功者になる為に大切な事は、失敗をいかに味方につけていくか?ということではないでしょうか?
失敗を恐れずに進み、対策をし、次へ繋げていく。
これが何よりも大切だと僕は考えます。
過去に同じテーマで書いたブログがあるので、是非そちらも呼んでください。
伸び代しかないという考え方!失敗は成功のもととは?失敗しない人は成長が遅い理由
パフォーマーの方へ
この記事を書いているのは芸歴21年のサーカス芸をコメディで見せていく大道芸人GEN(ジェン)です。
アルジェントさーかすやハッピーメリーサーカスというグループショーをメインに行っています。
その中で若手パフォーマーの育成にも力を入れています。
そこで、今回書いたブログの内容をパフォーマー目線で考えてみたいと思います。
初めの頃は凄い技、他の人にできないような技を追求しがちです。
いや、むしろ若い間はそれで構わないと思います。
ですが、技にだけ目がいってしまうと、いずれ誰かに抜かれ、追いつけなくなります。
年齢的な問題も大きく関わってきます。
僕も30までは新技を修得することに趣きをおきました。
体力的に34までは技術レベルは面白いように伸びました。
ですが、今現在ははっきり言ってサーカス学校の後輩達の方が技術レベルは高いです。
では技術以外の場所でどうやって一線で活躍し続けているのかと言うと、演出と、想いです。
僕は元々クラウンをやっていたくらいなので、コメディが大好きです。なのでコメディ要素を多く入れた演出なのですが、コメディに限らず演出を考える時に今回話した失敗や挫折を乗り越えていく人間ドラマが人を惹きつけるという事をよく覚えておいて欲しいです。
観客は技に集まってくるのでは無く、あなたに魅力があるから集まってくるのです。
あなたがどの様に障害を乗り越えていくのか?を見せるのもひとつ
あなたがどの様に障害を乗り越えてその場に立っているのかを想像させるのもひとつ
その技を習得する為にどれだけの苦労を乗り越えてきたのかを想像させるのもひとつ
他にも手口はあると思いますが、あなたが障害を乗り越えて行く姿を見せたり、想像させたりする。
こうする事であなたがどのようかパフォーマーなのかを観客は想像し、惹かれていくのです。
演出を考える時の参考になってくれると嬉しいです。
GEN(ジェン)
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