アイツ天狗になってるよ!
よく悪い意味で言われがちです。
でもそれは伸びまくってる証拠!
人が天狗になる時期は、爆発的に成長していることが多いのです。
人の成長を止めずにさらに成長していく為には周囲の人たちがポイントになってきます。
この考え方ができるようになってからは、天狗になってる人を見ると楽しみでしょうが無くなりました♪
人を育てていく上でも大切なことです。
天狗になるとはどういう意味?

天狗になるとは、いい気になって自慢する。うぬぼれる。調子に乗る。得意になる。
こういった意味があります。
天狗とは赤く長い鼻を持っています。
いい気分になって胸を張り、顔を上にあげる行為が鼻を高くしている様子から、天狗のように鼻が高くなっているというような意味で「天狗になる」とか、「天狗になっている」と比喩されるて使われます。
一般的にはいい気になってそのあとの努力を怠ることがないように天狗になっている人を戒めるように天狗になっている人を「天狗になるな!」というように押さえつけるのが一般的ですが、僕の考えは少し違います。
もっと調子に乗ってもらい、さらにやる気を出すようにしてあげる事の方が大切だと考えています。
どうして天狗になるの?

他人と比較して自分の方が優れているとき、いいことが続いて物事がうまく回っているとき、こういった時に人は天狗になりやすいです。
自分が行っていることが成功した時、大きな評価をもらった時、売れた時、こういった時に人は自慢したくなるものです。
成功したい。優越感に浸りたい。人に慕われたい。
これ等は人間社会だけではなく、生きているものすべての本能的な部分ではないでしょうか?
その為に努力をし、考えて成功しようとする。
その結果うまくいき、褒められて、あこがれられる。
こういった時の優越感によって天狗になっていくのだと思います。
ですが、特に日本では「出る杭は打たれる」などの言葉からもわかるように、「天狗になることなく、謙虚な心を持ち・・・」
と言われることが多い気がします。
天狗になることって本当にダメなことなのでしょうか?
天狗になることによって周囲の人に及ぼす迷惑

確かに天狗になる人が出てくるということは、上手くいっている、他人よりも優れている。という前提条件がないと天狗になることはありません。
ということは、その人よりも上手くいっていない人、その人よりも劣る人という存在がいます。
当然そういった人達からしたらいい気分はしないですよね(;^_^A
そうでなくても、自慢話はしたいけど、聞きたくないという人が多いと思います。
もっとも、その自慢話が面白かったり、聞いている人が得をする内容だったら話は別ですが、この辺は話術的な問題も入ってくるので、今回は触れないでおきます。
人は成功すると自慢したくなります。
もっと褒められたい。あこがれてもらいたい。こういった心理は誰にでもあります。
その結果自慢話をしたり、人を蔑んだりしてしまいます。
人は自分にメリットのない自慢話は聞きたくないのです。
また、天狗になってる人は、調子に乗ってついつい失礼な言い方をしてしまう事もよくあります。
本人からしたら、上手くいってるからこれくらい大丈夫だろう!もっと良くしてやろう!と思って行っていることが多いのですが、周囲の人からしたら迷惑に感じたり、失礼に感じたりすることが多いです。
天狗になってる人の直接関係していない第三者から見ると、迷惑な人と取られてしまう可能性が高いのも天狗になってる人が周囲に及ぼしている影響の一つです。
だから天狗になることをよく思わない人が多いのでしょうね。
天狗になるということは伸びている証拠

天狗になるというのは、周囲から見たら悪いことが実際に多いと思います。
ですが、天狗になっている人本人の成長を考えてみると、天狗になっている人の方が激しく成長していることが多いです。
天狗になれるということは、褒められることが多い。結果が出ていることが多い。あこがれを持ってくれている人が多い。ということになります。
要するに成功している証拠なのです。
何をやってもうまくいく気がする。
自分についてきてくれる人がいる。
自分にあこがれを持ってくれる人がいる。
こういった時はその人自身が物凄く成長する時期でもあります。
人には欲があります。
上手くいってるときは、もっとうまくいかせてやろう。
ついてきてくれる人がいるなら、そういった人達をもっと増やしたい。
あこがれを持ってくれる人がいるならば、もっと強く、深くあこがれてほしい。
また、人の期待にも応えたくなります。
その結果もっともっと成長していく可能性を秘めているのです。
天狗になって陥りやすいこと。

一方天狗になることによって失敗するケースもあります。
天狗になりすぎて、周囲への配慮を忘れて嫌な人だと思われてしまうことも天狗になることによるマイナス効果ですが、
天狗になってそこで満足してしまうこと。
これが一番の問題だと思います。
天狗になるためには、成功したり、評価をもらう必要があります。
その為には勉強したり努力してきたはずです。
当然楽しい事だけではありません。
その為、成功した時そこで満足してさらなる努力や勉強を怠ってしまう時期が少なからずあります。
これは仕方がない事です。評価を得て気分が良くなること、こういったご褒美がないと、人は努力できませんから。
問題はその後、さらなる高みを目指して努力していくやる気が持てるかどうかなのです。
もし世間一般と同じように、「天狗になることは悪い事だ!やめなさい!」などと潰されることが多かったらどう思うでしょうか?
努力して成功した結果たたかれる。
果たしてさらなる高みを目指して成長したいと思うでしょうか?
もし努力を再開したとしても、当時の情熱をもって努力できるでしょうか?
僕はそうは思いません。
天狗になっている人を潰す(戒める)ということは、成長している人を止めようとする行為なのだと僕は考えます。
天狗になっている人をさらに伸ばしていく方法

天狗になっている人がさらに伸びるかそこで止まってしまうかは、その周囲にかかっています。
もっと調子に乗ってもらい、やる気を持ってもらう。これが大切なのです。
ただ単に「やる気を出せ!」と言ってもやる気なんてものは早々出てきません。
もっと調子に乗ってもらう。ここが大切なのです。
上手く行ってるから天狗になる。
これを前提とすると、本人基準では、天狗になっている時期は上手く行っている時期なので、それ以外の部分を周囲からサポートします。
優越感に浸りたい。人に慕われたい。
この部分は周囲からの評価なので、サポートする事が出来ますよね。
そう、否定するのではなく、肯定する事が大事なのです。
その上でもっと成功するためにはどうしたらいいかを考えて、できることを少しだけ提案する。
沢山提案しすぎると結局ダメなんじゃん。ということになり、調子を下げてしまいかねません。
少しだけ、しかもできそうなことを提案する。しかも相手を肯定し、褒めながら。
これがポイントです。
そしてそれができるようになったら、また一緒にその成功を喜び、またもっと成長するためにはのアドバイスを少しだけ、できそうな範囲で行う。
これの繰り返しとなります。
もしアドバイスできないのであれば、やる気を持たせて、一緒に喜ぶだけでも十分な効果があります。
成長している間はもっと成長させてあげる。
僕が大切にしている事の一つです。
まとめ

世間一般では天狗になることをよく思わない風潮にあります。
ですが、その人が成長していく上では凄く大切な事なんです。
天狗になって、もっとやる気を出してさらに成長していく。
僕の周りでは、天狗になっていた経験を持っていた人の方が急激な成長を遂げた人のが多いです。
逆に、天狗になったことがない人の成長の速度は少し遅いと感じています。
天狗になっている人が身近にいたらもっと成長するために助けてあげてください。
また、「今勢いに乗ってるな!」と、自分で思う人は、決して悪い事ではないので、自信をもってその道を進んでください。
但し、周囲への配慮は忘れない方が良好な人間関係も作っていく事が出来ます。
追伸
少し前のことですが、後輩パフォーマーが少し失礼な感じでいろいろ突っ込んでくるようになっていました。
もしや!と思ってその人のショーを見てみると・・・
格段に面白くなっている♪
今まさに何をやってもうけるだろう!と思っていると思えるくらいに乗りに乗っていました♪
調子に乗っている。天狗になっている。
良くないことだと思われがちですが、僕はそうは思いません。
そのパフォーマーが成長していく上で必要な時期だと思っています。
すぐにこの記事を書くと、誰か特定されてしまい、マイナスイメージもついてしまうかもしれないため、数か月寝かせていましたが、もう書いてもいいかな?
と思いこの記事を書きました。
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是非ご覧ください。
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