我々パフォーマーは凄く熟練した芸を身に付けています。
どれくらい練習しているのか気になる人は多いと思いますが、正直に言ってしまうと練習しているつもりはあまりないのです。(;^^A
ただ好きなことを好きなだけやってるに過ぎないもので(笑)
例えば僕を例にとると、サーカス学校入校後40度の熱を出したことがあります。
近くの診療所に行くと、「これ、風邪じゃないよ!筋肉痛だよ!」「水風呂に入っていれば治る!」ですって(;^ω^)
筋肉痛で40度の熱・・・聞いたことありますか?
僕はスポーツの専門学校に行っていて、日本代表選手と同じメニューでトレーニングしていた経験があります。
その時でも40度の熱は出したことありませんし、聞いたことがありませんでした。
これは、単に熱中しすぎてやりすぎてしまった結果なんですよね(;^^A
専門学校では授業だったので、カリキュラムを与えられてつらいと思いながら練習する。
だから当然やりすぎるということはありません。
だけど好きなことをやると、熱中しすぎてやりすぎてしまうことがあります。
大好きなことを好きなだけやる。
これが練習というならば、練習時間は寝てる時間以外全部・・・ですかね?
何をやっていても、パフォーマンスと結びつけてしまうほどパフォーマンスが好きなので、考えている時間も練習だと考えると、そういうことになってしまいます。
このことを身をもって体験していた僕は、新しくパフォーマー志望の人が来ると一通りやらせてみて、熱中できることを探します。
熱中できない事の練習は、どの芸をとっても地獄ですから(;^^A
その反面好きなものはいつまでも練習を続けることができるのです。
そしてこれは一つに絞る必要もありません。
疲れたら演目を変える。
これができるとなおずっと練習し続けることができます。
僕の場合、ジャグリングはものすごく波があります。
ダメなときは全くやる気が起きない。数年に1度やたらその道具が触りたくなる時期が来る。
だからそのタイミングで一気に練習を行います。
逆立ちに関しては、当時は暇さえあれば逆立ちしてる人でした(;^^A
そういった時期があったため、今の芸が成り立っています。
今はというと、やりすぎると体が悲鳴を上げて怪我をしてしまいます。
歳ですかね(´;ω;`)ウゥゥ
そして、始めた当初からずっと熱中できるものは、考えること!
「これ、どうやったらおもしろくなるかな?」
「どういうふうにやったらおもしろく見えるかな?」というたぐいのものです。
最近ではそれが自分のことだけではなく、人の芸のことも考えてしまいます。
ずっとやってられるくらい熱中するものを見つける。
これがすごく大切だと思います。
好きなもの熱中できるものの見つけ方
熱中するものが見つからないときは、とにかくいろいろ試してみる。
昨日は興味なくても、今日はやりたくなるかもしれない。
ちょっとできるようになると、面白くなってくるかもしれない。
一度やってみてやめてしまうのではなくて、日にちを置いてまた試してみる。
試してみて面白かったら飽きるまでやる。
これを繰り返していくうちに何年も飽きずにやり続けてしまう好きなものが見つかると思います。
こうやってほかの人よりも秀でた芸を身に付けていきます。
パフォーマーになるためにはもう一つ人前で披露して評価されるのが好きでないと、パフォーマーには向かないです。
ですが、意外と人前に立つのが苦手でも、評価されるのが好き!
楽しんでらえるのが好き!
すごい!と驚かれるのが好き!
という人もいるので、向いてないと思ってあきらめるより、好きなことがパフォーマンスのジャンルであれば挑戦してみてください。
GEN(ジェン)
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