人を動かすにはどうしたらいいの?大道芸人が実践する人を動かす方法

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大道芸人の考え方を学ぶ人と、毎日が笑顔に変わり、周りにあなたの事が好きな人が集まってくる。
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大道芸人は拍手をもらったり、歓声を上げてもらったり、移動してもらったり、投げ銭をもらったり観客に多くの事をやってもらいます。
「なんでそんなことができるの?」
「人を動かすのってどうやるの?」

LINE公式でそんな質問を受けました。

構造化して分析してみました。
結構いろいろやってますね🎵
日常レベルで行うにはどうしたらいいのかも解説してみました(^^)/

これはぼくが言っている大道芸人の7つの構成要素の中の
『人間心理(観客心理)を理解する。』
の中でも、重要な部分です。

最後に一番大切な事を書いておきます
ここまで読むか読まないかで大きな違いがあるので、最後までたどり着けることを祈っています♪

大道芸人がショーの最中に観客を思い通り動かしている事。

◆拍手をしてもらう。
◆歓声を上げてもらう。
◆手伝ってもらう。
◆移動してもらう。
◆投げ銭してもらう。

大道芸人はショーの最中こんなことを観客に要求して、やってもらっています。
実際にどうやっているんでしょうか?

ここには人間心理に基づいた流れがあったんですね。
少なくても僕は意識して動きやすいように誘導しています。

自己重要感を満たす

『自己重要感』あまり聞かない言葉だな~!
って思った人も多いんじゃないですかね?

実はぼくも「デール・カーネギー」の『人を動かす』という本を読むまでは意識していなかった言葉です。
デール・カーネギーとは、初めて人と人との付き合い方の教科書を作った人です。

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自己重要感とは、「自分は必要とされている」「私は重要なポジションにいる」「私は大事にされるに値する人だ」このように感じることを言います。

人はこの自己重要感を求めて生きています。
「必要とされたい」「褒められたい」「感謝されたい」

ところがこれを与えてくれる人はなかなかいません。
だからこそ自己重要感を与えてくれる人の話しは聞こうとしますし、その人のために動こうともしてくれます。

本の内容をざっくり要約するとこんな感じです。

では、自己重要感はどうやって満たしてあげればいいのでしょうか?
これにはいろんなテクニックがありますが、
僕が大道芸で主に意識しているのはこの3つです。

◆うれしがる
◆お礼を言う
◆ほめる

拍手してくれたり、盛り上げてくれた時には積極的に行っています。
最初は頑張って行っていたのですが、23年も大道芸をやっていると、素直に行ってしまうようになりますね🎵

うれしがる

大道芸では、拍手や歓声。などで盛り上げてくれた時。手伝ってくれた時。投げ銭をくれた時など、随所でうれしがっています。
僕が見ていてもそうですけど、笑顔が素敵な大道芸人には引き込まれますよね🎵

相手が行ってくれた好意に対して嬉しがることは相手をいい気分にさせます。
素直にうれしがってくれる。これは「またやってあげよう」という気持ちにさせます。
控え目ではなくて、ちょっと大げさなくらいハッキリと心からうれしがりましょう。

お礼を言う

大道芸をやっていると、観客が行ってくれた行為に対してお礼を言うシーンが沢山あります。
「拍手してくれてありがとう」
「盛り上げてくれてありがとう」
「応援してくれてありがとう」
「手伝ってくれてありがとう」
「話を聞いてくれてありがとう」
「投げ銭してくれてありがとう」

これらの時は躊躇なく「ありがとう」といえるようになりましょう。
さらに…。
ぼくはこころの中で「わ~い!」とか「うわ~🎵」という言葉を付けて言っています。
これは自然な笑顔を作り、「ありがとう」を印象的にする効果があります。

感謝の気持ちを伝える。
これがお礼です。
「ありがとう」という言葉には思っている以上の効果があります。

例えば、仕事で上司によく怒られる人がいたとします。
怒られた後、「いつも気にしてくれてありがとうございます。」
と、感謝の気持ちを伝えていると、
だんだん上司の態度が冷たくなくなってきた。
という実験結果があるくらいです。

謝ることは反省していることを伝えられますが、相手の自己重要感は満たせません。
むしろ感謝の言葉を伝えた方が相手の自己重要感を満たすことができるのです。

謝ることが悪いことではありませんが、必要以上に謝られると、
むしろ相手に「悪いことをしている。」と思わせたり、
「使えないやつだ!」という先入観を与えてしまうため、
必要以上に相手を怒らせることにもつながります。

いっぽう「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることは相手の自己重要感を満たすことになります。

「口癖になるくらい沢山言った方がいい」という人もいます。

1日に45分「ありがとう」とつぶやき続けていると条件反射で「ありがとう」と言えるようになるそうです。

ビジネスコンサルティングを行っている星渉さんの著書『神トーク』では、「ありがとう」が条件反射で言えるようになると「人生が変わる。」と言っています。

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小さなことから「ありがとう」と言っていると、相手は自分が思う方向にドンドン動いてくれます。
最初は頑張って言うのでもいいです。
繰り返してるうちに本心から、感謝できるようになってきます。
感謝の気持ちは思っているだけでなく、はっきりと伝えていきましょう。

ほめる

ほめられて嫌な気分になる人はいません。
恥ずかしくなったり、照れる人はいますけど(;^_^A

これも相手の自己重要感を満たすために大いに役立ちます。
さらにあなたを好印象にする働きがあります。

犬をしつけるのにほめてしつける。これは誰でも知ってるし、やっていることです。
これは犬に限らず、どの動物に対しても同じです。

なのに、人間に対してだけは行わない人が多いです。
実を言うと、ぼくも昔そうでした。o(TヘTo) くぅ

「GEN(ジェン)くんてほめるの下手だよね」って言われ続けていたんです(-_-;)

ぼくは幼少より、スポーツをかなりやってきました。
その中で、褒められることよりも怒られる。けなされる。こっちの方が多かった中でやってきました。
当時の考え方も「甘やかしてはダメだ。」「根性が育たん。」という考え方が一般的だったと思います。

ですが、そのころも世界的には褒めることが人を成長させる。
この言う方が正しい。と言われていたようです。
インターネットが無かった時代。正しい考え方が手に入りづらかったのだと思います。

インターネットが普及するようになって、正しい方法が一般的になっても、昔の考え方が捨てられないでいたんですね(PД`q。)

いろいろ勉強するようになって、ほめることの大切さを知って、大道芸に取り入れたところ、ビックリするくらい反応は良くなりました🎵

では、褒めることがどう相手手を動かす事につながるのかというと…、

ほめる ⇒ 提案(アドバイス) ⇒ ほめる

このようにサンドイッチするのがいいです。

「うわ~♪その盛り上げようとする気持ち、素敵すぎる!!」
「もしかしてもっと盛り上がれる?」
「盛り上がってくれるならもっとすごいことやるけど?」
「まじで~!!今日のみんな最高🎵」

こんな感じですね♪

これは大人子供関係なく、言う事を聞かない子供を思い通り動かすためのテクニックとしても使えるので、ぜひ試してみてください。

このように相手の自己重要感を満たしてあげることで「この人のために動いてあげたい」と思ってもらうことがとても大切になります。

理由を言う

「お願いする」これは人に思い通り動いてもらうためにとても大切な事です。
『さっする』『さっしてほしい』
日本人はこのように考える人が多いです。

このさっするという能力は「日本人特有の能力だ。」と言われてきました。

ところが現代の日本人にはもう備わっていないそうです。
理由としては、建築物の作り方の問題だったそうです。

秘密の話をする時、昔の日本は障子やふすまなど、声をさえぎるものが無かったため人払いをして秘密の会話をしていました。

そのため、重要な話をする時は、周囲の人がさっして声が聞こえない離れまで移動する。
こういった文化でした。
秘密の話をする時は扉を全部開けて人が見えないことを確認して行っていたそうです。

一方海外では、レンガつくりなど、声を遮断することのできる建築物が多かったために、部屋に入り、声が聞こえない状態にして話をする。という文化でした。

その為、「さっする」という能力は日本人特有のものだ。と言われていたと聞きます。

ところが現代はどうでしょう?
やっぱり部屋に入って鍵を閉めて内緒話をしますよね。
洋風の作りの家が圧倒的に多くなりましたもんね。

和室なんか家にあっても1室くらい。こんな時代になってこの「さっする」という能力はなくなっていったと言います。

だから、お願いすることは『ハッキリとわかりやすくお願いする。』という事が必要なのです。

これが最低条件です。
ですが、これだけだと動いてくれる人って少ないですよね。

そこで必要なのが理由を述べる。という事です。

とある実験結果では、理由を言わないでお願いだけした場合と、理由を言ってお願いした場合のデータを取ったそうです。

簡単なお願いだったそうですが、
理由を言わないでお願いした場合は約60%の人が動いてくれたそうです。
いっぽう
理由を言ってお願いした場合、動いてくれた人はなんと80%を超えたそうです。

『はっきりとわかりやすくお願いする』『理由を付けてお願いする』
この2つとても大切です。

大道芸だと近くによって欲しい時や投げ銭トークで使っていますよね。

「近くに来てください」
これだとなかなか人は動いてくれません。
そこで、「離れているとわからない位細かいので近くに来てください」
「そこは通行の邪魔になってクレームが入ることがあるので近くに寄ってください」
などなど

これは心理学を勉強する前から行っていました。
大道芸人達は、繰り返しお願いしているうちに人が動いてくれるパターンを見つけて行ったんでしょうね。

相手に気付かせる

人を動かす上で一番効果が高いのが『相手に気付かせる』です。

これは誰かに「言われる」「教えてもらう」「命令される」という事よりも、自分で「見つける」「発見する」「気が付く」という事の方が自ら進んで行動するものなのです。

自分で気が付いたこと。ここには自己重要感があるのです。

ではどうやって気が付かせているのか?
「気が付くまでほおっておく!」よくこういう人を見かけますが、これだとお互いにイライラが募るばかりで全く解決しません。
これで気が付くのは「運がいいだけ!」「宝くじに期待してる状態」と同じです。

相手に気が付いてもらうためには、気が付くように質問をする。
気が付くまで根気よくいろんな質問をするのです。

当然指示した方がその場は早いですよね。
本人が気が付くまでは時間がかかるものです。
ですが、気が付いて、自分ではっきり認識するまで根気よく質問を繰り返す。
これができれば次からは自発的に行動してくれるようになります。

全部指示をしてしまうと指示待ち人間が出来上がってしまいます。

これは一般社会で人を育てる時に大いに役立つテクニックです。
相手が自分で答えを出すまで・・・こちらが求める答えを出すまで根気よく質問を繰り返す。
これが大切です。

とはいえ、大道芸ですべてを気が付くまで根気よくやっていると、どれだけ時間があっても足りません。

なのでぼくは短時間で気が付くものをいくつかネタとして用意しています。
これは何度も繰り返し、これは短時間で行ける!というものをデータとして残してきたからできるのです。
最初は大変かもしれないですけど、長い人生の中では短い努力なので、ぜひ挑戦してみてください。

一番大切な事!!相手が話を聞いてくれる人物になる

ここまで人を動かすためにぼくが使っているテクニックを書いてきましたが、実はあることができていないとこれらのテクニックはまったくもって機能しません。

そのある事とは何か?

それは、「この人の話しはきいておこう!」「この人の言う事はきいてあげたい。」「聞くべきだ」
こう思われる人物であるべきだという事です。

もし、大道芸をやっているぼくの人物像が、「話を聞きたくない!」「何言ってんだ!ふざけるな!」と思われるようなキャラクターだと、何を言っても聴いてもらえないのはイメージつきますよね。

どんなにすごいテクニックを持っていようと、話を聞いてあげたい。と思ってもらえる人物でないと何も聞いてもらえないのです。

こういうと、とても難しく考えてしまいがちですが、とても簡単な話です。

人としてのマナーがある人。
たったこれだけです。
何もすごい人になる必要はないです。
何も偉い人、実績がある人になる必要もないです。
ただ、人としてのマナーがあればいいのです。

マナーと言っても、社会、環境、地域によって微妙に違ったりするので、何がマナーなのかはわからないですよね。

これは全部を把握するのは誰にもできません。

そこで、あなたが嫌いな人物像をイメージしてください。
あなたが嫌だと思う人。
話しを聞きたくない人。
できればかかわりあいたくない人。

そういった人の特徴を書き出してみてください。
僕は初めて書いた時に30個くらいありました(;^ω^)

この書いたことの逆をやること。
これがマナーです。

僕が嫌だと思う人のタイプをここに書いてもいいのですけど、先ほどの項目で言った
『相手に気付かせる』
こっちの方が大事なので、ここでは書きません。
あなたが、自分で発見したマナーこれにこそ価値があるのです。

ぜひやってみてください。

とはいえ、全く何もないとどうやったらいいのかわからないので、ちょっとだけ例をあげておきます。

【例】
すぐ怒る人 ⇒ あまり怒らない人
イライラしてる人 ⇒ イライラしてない人
否定する人 ⇒ 否定しない人
文句ばかり言う人 ⇒ 文句を言わない人
自分の利益しか考えない人 ⇒ 相手の利益を考える人

この辺は誰もが嫌だと思うのではないかな?と思って「パッ」と20個出したうちの5個を載せてみました。

こんな感じであなたの思う人としてのマナーを見つけてみてください。

出したマナーはメモしてカバンの中にでも放り込んでおいてください。
「そうならなきゃいけない。」「何が何でもなってやるんだ!」
そんなことは思う必要はないです。

定期的に見直して、常にその気持ちを持ち歩いてる。
これだけで潜在意識にインプットされていきます。
あとは潜在意識が勝手に導いてくれます。

潜在意識にインプットするには、定期的に見直したり、書き直したりすることが効果的です。

そのうち潜在意識についても記事を書こうと思います。

GEN(ジェン)のLINE公式について

大道芸人GEN(ジェン)のLINE公式では毎日いろんな人と会話をしています。
その中で様々な悩み相談も受けています。

なぜこのLINE公式を作ったのかというと、『宇都宮動物園 大道芸イベント』のスポンサーになるためにぼくの教材を作るためなのですが、皆さんがどんな悩みがあって、ぼくがどう解決できるのか?
そのリサーチをする場所として使っています。
(宇都宮動物園 大道芸イベントのLINE公式とは別のものです)

この記事は、普段どんな相談にのっているのか?
どんな回答をしているのか?
(この記事は教材レベルまで掘り下げてしまいましたが、普段はもっとさらっと返答しています。😅)
それをブログで書いてみようと思って書いた記事です。
いずれはこの記事も教材になっているかもしれません。

僕が得意としている分野は
大道芸人の7つの構成要素を中心にその周辺分野です。

=人生が楽しくなる考え方を身に付ける=
【大道芸人の成功者マインド】
メンタル・考え方
~ポジティブシンキングを身に付ける~

=自分の能力を高める自己成長=
【学び・勉強について①(自己成長)】
技術・スキル・テクニック・知識
~最速で確実に技術やスキルを学ぶための方法~

=人の為になり、頼られるための自己成長=
【学び・勉強について②(人の役に立つ・楽しませるため成長)】
見せ方・構成・演出・演技
~独りよがりにならない世の中の役に立つ物にする考え方~

=愛される人になるための考え方=
【人に好かれる】
キャラクター・人間力・ブランディング
~人に好かれるための考え方~

=良い人間関係を生み出すための人間心理学=
【人間を知る、立場が変われば考え方も変わる】
人間心理・観客心理・クライアント心理
~人間関係構築のための考え方~

=あなたが必要とされるコミュニケ―ション術=
【大道芸人のコミュニケーション術】
双方向のコミュニケーション
~対人関係を良くするコミュニケーション術~

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